――10代の頃の夢が精神科の医者だったとうかがいました。職種は違いますが、こうした活動を拝見すると、その頃抱いていた夢と同じことができているのではないかと思います。医者になりたかったと思っていたことが、今につながっているのでしょうか?
おっしゃっていただいた通り、職業としては真逆かもしれませんが、内容としてはあまり変わっていないかなという気持ちがあります。就職する際も、一般企業に勤める発想は一切なくて、ヒーラーになれたらいいなと思っていました。
22歳くらいの当時からしたらヒーラーになることと、芸人になることは全く違う選択ですが、癒やしを与えることや、誰かのきっかけになりたいという思いは変わらずにできているのかなという気がしています。
「自分でもうまく転がったなぁと思っています(笑)」
――芸人になる前に放送作家を目指すコースに通われていたそうですが、選んだ理由を教えてください。
放送作家が、小説家と違うものだと知らなくて(笑)。「作家」と付いているから物書きでしょと思っていましたが、全く違うことだと知ったのは入ってからです。
物書きになりたかった理由は、自分なりの哲学を伝えられるのは文章の世界だと思っていてそういう仕事がしたいなと。ですが、事態は転がって芸人になりましたが、自分でもうまく転がったなぁと思っています(笑)。
――今後の夢や目標はありますか?
今はただただ声が大きい人になっていますが、きちんとした作品に収められたらと思っています。芸人として、皆さんに伝わるのでもいいですし、芸人じゃない形の創作品だとしても作品に残せる活動がしたいです。