「“手間を惜しむための手間”を惜しまない」
日英韓と3つの言語を操るカリスさんは、日本語も完全独学で習得した。「漫画を読んだり…日本語で書かれた本を3、4000冊ほど読みました」という膨大な読書量に、「さ、3、4000冊!?」と林先生もビックリ。
そして話題は、カリスさんの勉強法へ。林先生の「勉強法で大事にしていたことはありますか?」という問いに、カリスさんは「僕は一切ノートをとらないんです。参考書に全部書いてあるから、書くこと自体が時間の無駄なんです。英単語を書いて覚えるのも一緒で、その時間で5回は音読できちゃいますからね。(単語を書いて覚えるのは)5倍コスパの悪いことをやっているだけ。そんなのは“作業”だと思っています」と返答。
「分厚い参考書を選ぶ必要もない。薄いものを10回も20回も繰り返して読めばそこに受験に必要な情報が入っているので、その方が点数が取れる」「“手間を惜しむ(=効率よく勉強する)ための手間”を惜しまないというのが僕の勉強のモットー。自分の時間を無駄にしたくないので、必要なことだけ考えてやっているという感じです」と、勉強への考え方を明かした。
予備校講師である林先生は、そんなカリスさんの考え方に深く共感した様子。「彼のやり方が全員に当てはまるわけではないんですね。ただ、“手間を惜しむための手間”を惜しまないことは大事だと思います。勉強ができない人って言われたことをそのままやっていて方法の工夫をしない。いろいろ試してみて、その人に合う方法を探すことが大事だと彼は言っているわけですから、そこは全員に当てはまると思います」と訴えた。
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