さらに、川島は「プレイングマネージャー」でもあり、自らも汗をかく。
オープニングトークでは、レギュラー陣やゲストがテーマに沿ったエピソードを披露したあと、必ず最後を引き受ける。ぼる塾や見取り図とった若手が仕切るコーナーでは、自らパネラー席に座り、積極的にボケ続ける。EXITが仕切る「クイズ・エモジット」でもそう。
「TikTokで総再生回数2900万回超えた、透明テープの”エモい”使い方とは?」
「 お湯にくぐらせてスッといただく」
大喜利の実力は「IPPONグランプリ」でも折り紙付き。その瞬発力と発想力は、ロケVTRを見るワイプでも、生クッキング対決でも、今日の占いいきなり答え合わせでも、番組の隅々まで遺憾なく発揮されている。
川島は、かつてNHKラジオ「すっぴん!」(2012~2020年)で、「日本一早い!大喜利コーナー」を担当していた。朝8時台のラジオで、全国から集まる投稿を読んでいた川島は、いま平日の朝8時台のテレビで「日本一早い大喜利番組」を回している。この巡り合わせは運命であり、必然だったのかもしれない。
文=井上マサキ
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