<おかえりモネ>坂口健太郎“菅波”トレンド入り!「葛藤を抱える姿に涙…」感動広がる

2021/06/24 11:36 配信

ドラマ レビュー

「おかえりモネ」第25回より (C)NHK

清原果耶がヒロインを務める連続テレビ小説「おかえりモネ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。6月24日放送の第29回では、診療所の医師・菅波(坂口健太郎)が百音(清原)に声を荒げる場面があった。その根底にある誠実さが視聴者に伝わり、感動の声が広がった。(以下、ネタバレがあります)

「結論を先延ばしにできる治療を続けませんか」


第6週は「大人たちの青春」(6月21日[月]~25日[金])を放送中。百音の父・耕治(内野聖陽)と母・亜哉子(鈴木京香)の馴れ初めや、百音とジャズ喫茶店主・田中(塚本晋也)の交流が描かれている。

周囲には明かしていないが、重い病を患う田中。百音も本当のことを知らず、ただ田中の「喘息持ちだから」の言葉を信じ、思い悩む様子の田中に寄り添いたいと願っていた。

しかし、田中の本当の病状を知っている菅波は違った。百音の「先生だったら田中さんを助けてあげられるのに」の一言をきっかけに、やるせない菅波の思いがあふれた。「助けられるならやってます!」「絶対に助けられないと僕はわかってるし、向こうもわかってる。そういう相手の心情に無理やり飛び込んでいくことが、どういうことかわかりますか?」いつになく強い口調の菅波の姿に驚き、百音は静かに涙を流した。

だが実は、田中を助けたいと願う気持ちは、菅波も同じ。百音と衝突した翌日、菅波は田中の元を訪ねた。

そして、「一日でも長く生きたいって思う日もあれば、もう終わりにしたいって思う日もある。当然です」と田中に寄り添い、積極治療を拒否する田中に「ただ、もしそんなふうに毎日考えが変わってしまうなら、結論を先延ばしにできる治療を続けておきませんか。積極治療っていうのは、明確な目標を掲げた前向きな治療のことばかりを言うんじゃないと僕は思うんです。迷う時間を作るための治療だと思いたいです」と訴えた。