第91回アカデミー賞で作品賞と脚本賞、助演男優賞を受賞した話題の映画「グリーンブック」(2019年)が、映像配信サービス・dTVで配信中だ。人種を越えた絆を描く珠玉のロードムービーは“おうち時間”の充実にもピッタリ!
アカデミー賞5部門ノミネートの話題作!
dTVは、大ヒット映画や話題のドラマ、放送中の最新アニメをはじめ、見逃していた韓流ドラマまで、子供から大人まで楽しめる多彩なジャンルの話題作がそろう動画配信サービス。スマートフォン、テレビ、タブレット、パソコンなど、見る人の生活に合わせてどこでも使え、注目作が毎月続々と追加されている。
そんなdTVに新たにラインナップされた「グリーンブック」。人種差別が色濃く残る1960年代のアメリカ南部を舞台に、実在の黒人ジャズピアニストのドン・シャーリー(マハーシャラ・アリ)と、その運転手を務めることになったイタリア系白人のトニー・バレロンガ(ヴィゴ・モーテンセン)の出会いと友情を、実話をもとに描いた作品だ。
監督は「メリーに首ったけ」(1998年)などコメディ映画を得意としてきたファレリー兄弟の兄ピーター・ファレリー。アカデミー賞では主演男優賞(モーテンセン)など5部門でノミネートされ、作品賞、脚本賞、助演男優賞(アリ)を受賞した。
知的で冷静な“ドクター”と粗野な“リップ”の珍道中
メインの登場人物は2人。いまだ差別が残る時代に黒人のピアニストとして成功したドクター・ドナルド・シャーリーは、知的で冷静。かたやニューヨークの一流ナイトクラブ「コパカバーナ」で用心棒を務めるトニー・“リップ”・バレロンガは下町ブロンクス育ちの粗野な気質で、ガサツながら“リップ”とあだ名されるほどの口のうまさで周囲から頼りにされる存在。
「コパカバーナ」改修工事に伴い無職となったトニーは、とあるピアニストの運転手の仕事を紹介される。そのピアニストとは、カーネギーホールを住処とし、 ホワイトハウスで演奏した経験を持つほどの天才、シャーリーだった。
いまだ黒人差別が色濃く残る南部へのコンサートツアーにあたり、腕っぷしと交渉力を見込まれたトニーは、黒人が利用可能な施設を記した旅行ガイドブック「グリーンブック」を頼りに、シャーリーとともに2カ月間のコンサートツアーに旅立つが、ふたりは価値観の違いからぶつかり合い、道中さまざまなトラブルに直面していく。