――バラエティー番組でたくさんご活躍されていますが、心がけていることはありますか?
その空間を楽しむことを心がけています。以前は、おもしろい話をしなきゃいけないと思って、自分が話さなきゃいけないことで頭がいっぱいになってしまうこともありました。
でも、予想外の展開になることも多いじゃないですか。だから、話す順番や流れをきっちり決めてしまうのではなく、その空間を楽しむようにしました。そうやって楽しんで話の中に入っていたら、聞かれたことにもすぐに反応できるので、共演者さんと一緒に楽しむぞ、っていう気持ちで挑むようにしています。
――一緒に楽しむというスタイルに切り替えるのは、苦労しましたか?
トークを一語一句練習していたこともあったので、最初はすごく苦労しました。でも、それだと少し違う切り口で問いかけられたときに、論点がずれた返し方になってしまうと気づいたんです。そこからは、その日に話したいトピックスだけを用意して、収録に挑んでいます。
今日のように、ダウンタウンさんがいらっしゃるとまた違った空気があるので新鮮です。トークに対する後悔は毎回ありますが、それも含めてすごくいい経験をさせてもらっていると思いますし、いまだに夢みたいな感じです。
――収録を終えた後に、反省や振り返りなどはしますか?
します。マネージャーや周りの人に「どう見えましたか?」「会話の違和感ありましたか?」って聞いています。あとは放送を見て、どの部分が使われているのか確認していますね。
――体を張った仕事も明るくこなしていますが、それらを頑張れる理由がありましたら教えてください。
負けず嫌いなだけだと思います(笑)。昔から負けず嫌いで、他の人にできることはきっと自分にもできるって信じていて。せっかくやるんだったら、人に笑ってもらいたいし、一番面白かったって言ってもらいたいんです。なんでも一番になりたいので、負けず嫌いが原動力です。