――齊藤京子さんとも共演されましたが、印象はいかがでしたか?
平子:冒頭から終わりまでずっと感じていたんですけど、義理笑いを一度もしなかったですね。そうなると逆に、すごく公平なジャッジメントがすぐ横にいてくれるということなので、我々もギアを上げざるを得ないというか、自分の今の段階のギアを勘違いしないというか、そこでエンジンをかけられた気がしますね。カラッと笑われちゃうと、我々もそこに寄りかかってしまう悪い癖があるので、“ナニクソ精神”でやることができたと思っていますね。
酒井:今回の収録は、中心には齊藤京子がいたと思うんですよ。一番慌てていたのは僕らなので。一番落ち着いていたのは齊藤京子でしたね。精神的にも本当に助かったという気持ちがありますね。
野田:世代が違うんですよね、僕らとは。だから知っているものも違って、僕らがやったもので知らないものもあったと思うんです。でも、“知らないビビり”を一回もしないですね。「知らない」ってなると大抵、余計に笑ったりとか、合わせて笑うとかやると思うんですけど、全くしないです。「知らないから笑わない」(という)普通のこと。それを思い知らされたというか。僕もそうしようと思いました。
村上:営業の状態で合うという感覚がなかったので、逆に線が引かれてないような気がして、僕はすごく仲良くなれるんじゃないかなと思いました。(この発言)炎上するかもしれませんね(笑)。
嶋佐:第2回がもしあったときに断ってくる可能性もありますね(笑)。でもまた来てくれたら「そういうことなんだな」と思っていいのかな。終わった後どう思っているのかは分からないですけど、本当にすごくいいエッセンスとして、齊藤さんのおかげでまたより良い空間になった気がします。
――「コント力」を試す企画で披露した新作コントの見どころを教えてください。
平子:3組でやった結論的に思ったんですけど、「小さくまとまったな」と。
酒井:それも良さですからね! 別にスピルバーグばっかり見たくないし、たまには日本映画の小津安二郎も見たいじゃない。
平子:「令和東京物語」かな。他の2組の躍動感や世界観の広さに比べたら本当にピンポイントをつっついたコントになったなというのはあるんですけど、それはそれで一つ、いろいろな形を見せられたかなと思います。ただ、本当に「まとまっちゃったな」と。
野田:僕らも正直普段と変わらないことをやったんですけど、僕、テレビである程度予算が出るコントを作るの、すごく好きかもしれないです。今回とか、結構やりたかったことではあったんです。お金も手間も人もかかっているんですけど、それが普通のライブとかではできなかったことなので。だから、またあるんだったら、またあのくらい予算をかけたいなと思います。
村上:ルミネであの霧を出すのめちゃくちゃ大変だよね。めっちゃ難しいよ。
野田:自分がやりたいと思っていることの幅が死ぬほど広がった気がします。もう一回挑戦したいです。
村上:(見どころは)やっぱりオチですね。オチが必見です。
嶋佐:相方が田渕さんだったんですけど、田渕さんだからこそのコントを、と思って考えて書かせてもらいました。結果、田渕さんに比重が行き過ぎて俺全然目立ってなかったですね。田渕さんが素晴らしすぎて。でも面白かったです。僕も楽しくやれたのでよかったなと思います。
7月3日(土)夜11:00-0:00 ※一部地域を除く
テレビ朝日系にて放送
▼動画配信サービス「TELASA(テラサ)」では地上波未公開シーンを多数配信
動画配信サービスTELASA(テラサ):https://navi.telasa.jp/
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