その後、尾上は囲み取材に応じ、今回の作品の中で最もお気に入りの作品について「『東海道五拾三次 日本橋 朝之景』が良かったです。息遣いや暮らしぶりが想像できますし、大画面で見ることによって、本当に町の中に入ったような、住民の一人になったような感覚になりました」と話した。
続けて、「音楽と映像技術がどのように融合するのか楽しみにしていました。大音響と大画面のマッチ度が予想以上で、演出も素晴らしかったので、より作品に対する興味が湧きました。いつの間にか口を開けて見ているような、時間を忘れるような感じでした。この大画面の映像の中で、会場の真ん中に布団を敷いて眠りたいと思いました(笑)」と笑顔でコメント。
また、「東海道五拾三次」はさまざまな情景が描かれているが、もしタイムスリップできるとしたらどの場面に行ってみたいか聞かれ、「日本橋ですね。日本橋は僕にとって、元々銀座に住んでいたので、とても馴染みがあり地元みたいな感じです。なので、あの当時どのような感じだったのかなと、歌舞伎をやっていると想像することがあります。大画面で見ると、よりその世界感に一瞬入り込んだ感じがするので、行ってみたい気持ちが強くなりました」と日本橋に対する思いを語った。
【公式サイト】https://faaj.art/2021tokyo/
会期:2021年7月16日(金)~9月9日(木)
会場:大手町三井ホール
観覧料:一般 2,000円 / 大学生・専門学生 1,500円 / 中学生・高校生 1,000円
※満70歳以上、小学生以下、障がい者の方(添付者原則1名まで)は入場無料