「普通の女子高生だったはずの私が 16才でママになって知ったことは、」まやの印象に、突如、涙する夫の俊
「もっと頼ってって思うくらい。さびしい」
第2話では、「側にいる人から見たあの日のこと、あのときの私、今の私」と題し、親友、実母、夫の視点で、まやの知られざる姿を映し出す。
自身のことを「ちょっと自己中なマイペース」としつつも、「ネガティブ思考かもしれない、自分に対して」と評したまやだが、身近な人からまやはどう見えているのか、まやの印象を聞かれた実母は、5人兄弟の2番目の長女であるまやに対し、「いいお姉ちゃんをしてくれていたので、絶対にいいお母さんになるなと不安はなかった」と話しつつ、妊娠を聞いたときは「世間体的には、(10代の妊娠は)あんまりいいイメージがない。生活力とか、結局、親に頼ってんねやろ?という言葉が多かった」と当時を振り返った。「本当に、まやちゃんの場合は、恵まれているなと思う。お仕事もたくさんあって、すでに自分で生きていけるくらいの余裕があったから、何か、親が援助しなあかんってことがなくて。自分たちで、しっかり生活できるなというのがあったからこそ、背中を押せた」と、「ふつうの高校生だと、絶対にもっと厳しい」と、母親の目線でまやについて語った。
一方で、すべてを自身でこなすまやに、「まったく頼ってこない。もっと頼ってって思うくらい。さびしい…(笑)」と、思わず本音がもれる。
また、事務所の先輩であり、仕事仲間であり、友だちでもある“まなまな”こと仲本愛美は、今だから話せる妊娠発覚時の秘話についても触れている。「一瞬、何が起こったのか、正直、わからなかった」と語った当時の出来事とは、さらに、「俺とか、娘に対してのことだったら、メンタル最強だと思うけど、自分のことってなると、ちょっと内気になるのかな。けっこう弱い部分もありますね」と、ふだんのまやの印象を語った、夫の俊が、突如、涙してしまう。
“普通の女子高生だったはず”のまやが、16歳でママになり、さまざま顔を持つなかで感じることを、まやと同世代のティーンだけでなく、働く人、家庭を持つ人、育児に奮闘する人など、すべての人々に伝えている。