「霜降り明星はレギュラーか否か」霜降り本人が出した回答は
この動画がアップされた翌日の9月12日、「いいとも!」最後のレギュラーの一人だったベッキーが、Twitterで「まだ『いいとも』があったとしたら今の時代のレギュラーは誰なんだろうってよく考える。」とツイート。直後に「…全く同じことを佐久間さんがNOBROCK TVでやってて、ごめんなさいって感じです パクリじゃないです。偶然です。笑」とも付記しており、たまたま同じタイミングで、「いいとも!」に思いを馳せていたようだ。
同日には霜降り明星が公式YouTubeチャンネル「しもふりチューブ」で「笑っていいとも!が続いていたら今のレギュラーメンバーは? 霜降り明星は入れない!?【霜降り明星】」と題した動画を公開した。本動画は、視聴者から寄せられた「もし『笑っていいとも!』が今も続いていたとしたら、現レギュラーメンバーには誰が抜擢されていると思いますか?」との質問に答えるという、佐久間氏の動画と同じ趣旨の内容となった。
霜降り明星は、先述の佐久間氏の動画の中で、レギュラーに加えるべきか否か議論の対象になった一組だった。佐久間氏が「大本命な気がする」とプッシュするも、徳井は「霜降りが出たくないんじゃないかって思うんですよね」と反論し、「霜降りだけは別格なんですよ。もうあいつらは、なるべく先輩と絡んで欲しくないんですよ。“俺らの帝国”を作っていくつもりなんじゃないかな。『霜降りの笑っていいとも!』だったらやると思うんですけど、『今更、曜日のレギュラーとかいらないです』って、特に粗品は言ってくれるかなっていう(笑)」と願望交じりに推察していた。
しかし、せいやは「ずっと空想するけど『いいとも!』あったら(霜降り明星は)レギュラーになってたかもな。『M-1』優勝して話は来たと思うで」と乗り気な様子で、「霜降り明星、『いいとも!』入っといて欲しいけどなぁ」と口にした。しかし、せいやはEXITやみちょぱ、ファーストサマーウイカなどの名前を挙げる中で、お笑い色の強さから「見取り図、霜降り、ニューヨークさんとかはちょっとちゃう」という結論に至った。とはいえ憧れも捨てきれず、「『いいとも!』の新番組が始まったらそっちもお願いします」と色気を出していた。
「いいとも!」が終了して既に7年半が経過しているにもかかわらず、いまだにタレントやテレビの作り手が真面目に「誰をレギュラーにすべきか」を真面目に考えてしまうのは、それだけ同番組がテレビバラエティの一大ブランドとしての権威があり、コンテンツとしてのパワーがある証拠と言える。そして再びタモリが週5日の「いいとも!」MCを務めることは現実的ではないからこそ、こうした妄想には夢があり、話が尽きないのだろう。
文=こじへい