鈴木京香「天真爛漫で明るい、というのとは違うなと」、演じる“亜哉子”役への思いを明かす<おかえりモネ>

2021/09/28 08:15 配信

ドラマ インタビュー

【写真を見る】言葉を交わす百音(清原果耶)と亜哉子(鈴木京香)(C)NHK

鈴木京香、清原果耶は「百音にぴったりの女優さん」


――ヒロインの清原さんの印象を教えてください。

果耶ちゃんは、ヒロインとしてしっかりと現場を引っ張ってくれています。そして百音のことをやはり一番理解していますし、それを的確にいつも表現していて素晴らしいなと思います。集中して現場にいる姿や、百音の気持ちをどう表現するかを考えている姿に私も刺激をもらっていました。

――ピュアさ、清らかさが際立つ百音ですが、普段の清原さんと重なる部分はあるのでしょうか?

果耶ちゃんは、素直で、ごまかすことがなく、しっかり自分の芯を持っています。周りから影響を受けすぎないところは、百音に似ていると思います。私はきっと果耶ちゃんの一生懸命さに惹かれているんですよね。百音にぴったりの女優さんですね。

――これまでで一番印象に残っているシーンを教えてください。

新次さん(浅野忠信)、美波さん(坂井真紀)、亮くん(永瀬廉)及川一家と一緒に過ごすシーンはとても好きです。自分たち家族のことだけでなく、及川家の問題に対しても真剣に向き合う永浦家が素敵だなと思いますし、全員で前に進みたいという気持ちが伝わってきます。

あと、おじいちゃん(龍己/藤竜也)が亡くなったおばあちゃん(雅代)のことを語るところなど、普段の何気ないシーンにも好きなところはたくさんありますね。

――今後、元小学校教師だった亜哉子がなぜ教師を辞めようと思ったのか、その理由が明かされます。台本を読まれた時の感想教えてください。

当時の亜哉子は教師を辞めようとしていることを耕治さんには話したのかな、とか、誰かに相談したのかな、とかいろいろと考えていたのですが、台本を実際に読んだ時、誰にも相談していないのではないかなと思いました。辞めた理由を誰にも言わないで10年間胸に秘めていたことはとてもすごいことだなと。

告白しない方がいいと決めたはずのことを今から語りだすんだという亜哉子の気持ちを思うと、私も撮影中に手が震えてしまって。あんなに緊張することはあまりないから、とても不思議な気分になりましたね。

亜哉子なりに辛い経験で、自分自身を責めていたことでもあるから、百音たちに話を聞いてもらった後は本当にすっきりしたはずですし、受け止めてもらえたのでほっとしたのではないかなと思います。