サトミツこと、どきどきキャンプ・佐藤満春。自身が構成兼DJを務めるラジオ番組では膨大な音楽の知識を生かした生放送を展開し、放送作家として「スッキリ」や「ヒルナンデス」、「キョコロヒー」「オードリーのオールナイトニッポン」など多数の番組に携わる。そして、あるときは掃除やトイレの専門家として「有吉ゼミ」などといった番組に出演し、さらにはロケ企画の進行として参加したオードリーMCの番組「日向坂で会いましょう」で号泣。
この連載では、芸人・放送作家以外にも掃除やトイレの専門家などとしても活動し、人形劇の脚本なども手掛けるなどさまざまな顔を持つ謎の男・佐藤について、インタビューなどを通して紐解いていく。
第3回となる今回は、多岐にわたる現在の仕事について語ってもらった。
多岐にわたる仕事内容も「そこまで分断して仕事をしてない」
――芸人としての活動のほか、放送作家やお掃除関連の仕事など、様々なお仕事をされています。全体を100とした場合、それぞれの仕事の比率はどのくらいですか。
放送作家が60、掃除やトイレが20、ラジオのパーソナリティと芸人が10ずつぐらいですかね。体感ではそんな感じです。ただまあ、そこまで分断して仕事をしてないんですよね。いただいたお仕事を日々挑戦していくイメージというか。生きてると勝手にカテゴライズされていっちゃいますけどね、あんまり「〇〇だからこうしないといけない」という意識は好きではないです。
――放送作家が大きな割合を占めていますが、現在はどんな番組を担当されているのですか。
基本的に放送作家としてのメインになっているのは、月曜から金曜の「スッキリ」の「クイズッス」というコーナーです。平日の毎日、朝の6時ぐらいに日本テレビに入って、放送終わりぐらいまではその仕事をしています。だから、もう平日の朝は毎日、確実に汐留にいますね(笑)。あとは、テレビでは「ヒルナンデス!」や「キョコロヒー」、「NFL倶楽部」「月刊ゴールキーパー」、「ニャンちゅう宇宙放送チュー」、新番組「ハマスカ放送部」、ラジオでは「オードリーのオールナイトニッポン」「ナイツ ザ・ラジオショー」あと新番組がいくつかはじまったので…数えたらもうちょっとありますが、そんな感じです。
ここ数年、いろんなお仕事をさせていただけるようになりましたが、「好きなこと」と「向いてること」はやはり違うし、「夢だったこと」と「やったほうがいいこと」も全部違うと思うんですね。ただ、芸能の仕事は特に「やりたい!」と思って手をあげたらできる仕事ではなく、「依頼」がきて成立するお仕事です。なので現状、依頼されて続いてる仕事に関しては、少なくとも僕に適性にあった仕事が残っていってると思ってます。芸人としてできる、向いてる線はすごく細かったし、作家としてもかなりやれることは狭いけど、現在いただいてる仕事を並べてみて「僕はこういうことが向いてるのかな」と自己分析したりもしています。
テレビ番組の放送作家とかライブの構成の仕事とか、基本的には全部「面白かったら出演者のおかげ つまからなったら自分の責任」だと思って仕事してるので、なんともメンタル的にきついことはありますけど、基本的には楽しくやらせてもらってます。