『クイズッス』“天の声さん”のすごさ「あの人じゃないとできない」
――「クイズッス」の作家としては、どのような仕事をされていますか。
「クイズッス」は芸能ニュースを扱うコーナーで、その中で一つだけディレクターさんが実際に取材に行って、芸能人のパーソナルにまつわるエピソードからクイズを作り、山里(亮太)さんの親友の“天の声”さんが加藤(浩次)さんに出題します。
基本的には1つのエピソードからクイズを作成する時に、その文言にはかなりこだわって時間をかけてます。月~金で出題するため、24時間ディレクターさんにクイズの文言を打ち返すという毎日ですね。現場に入ってからはVTRの繋ぎやVTR振りのコメントをディレクターさんと一緒に考えます。ナレーションの原稿も、「天の声さんが読むなら、こう書いた方がやりやすいだろうな」とディレクターさんと相談して書いたりします。原稿が出来上がったら、天の声さんと一緒に打ち合わせ兼読み合わせをやらせていただいて、本番を迎えます。オンエアが始まったら、本当によっぽど放送中のやり取りとかで何かがあったときはCM中に天の声さんに伝えに行きますが、基本的にははじまっちゃったらそんなにやることはないので、放送前までが勝負ですね。
――山里さんの親友である「天の声さん」のすごさをお聞かせください。
やっぱり生放送でやってるので、加藤さんやコメンテーターの方から、予想もしないリアクションがくることもあるんですよ。それに対する対応の早さがやっぱりすごいですね。「よくその速度で、その言葉の返しが出てくるな」ということが毎日起こるので、信じられないです。だから、あの人じゃないとできないコーナーだと思いますね。
――「ヒルナンデス!」ではどんな仕事をされているのですか。
「ヒルナンデス!」の月曜日を担当しています。「ヒルナンデス!」の会議で企画を毎週出して、ロケに行く場合は、ロケの内容についてスタッフさんと相談したり、VTRのナレーション原稿を書かせてもらったりしています。毎週、だいたいVTRの一つか二つかを担当しています。あとは新規のコーナーも考えますが、スタッフさんたちもみんなアイデアマンな方が多いんで、相談されたことに答えたりもしますし、新規で1からコーナーを考えたりもします。
齊藤京子は「すごくピュアでまっすぐ生きてる人」
――朝と昼の番組のほか、遅い時間に放送されている「キョコロヒー」の作家も務めているんですね。
演出の舟橋(政宏)さんっていう方がすごく優秀な人なので、彼の存在は非常に大きいと思います。彼にも相談しつつ一応ダンス番組っていうことで、ダンスのVTR案をだしたりトーク展開案を出したり、アイデアの種みたいなものをずっと出し続けてる感じですね。なので気が付いたらギースとかRGさんとか僕の知り合いがたくさん出てくるという感じで(笑)。
――そうなんですね(笑)。
収録には行けるときはなるべく行って、現場の空気を見るようにしています。「キョコロヒー」は、スタジオでヒコロヒーさんと齊藤(京子)さんがVTRを受けて喋ったらもう面白い番組ですので、どういうVTRを見せたら2人がいいリアクションしてくれるかなと考えてます。ヒコロヒーさんの瞬発力とワードセンス、そして齊藤さんの奔放な予想がつかないコメント力。いろんな要素が合わさって、面白い番組になっているなと。スタッフさんも、本当は1人ずつ紹介したいくらい皆さん人間的にも面白い人ばかりで。いい番組に出会えたなと思ってます。
――サトミツさんと齊藤さんは、過去に日向坂の番組のロケ企画で共演されています。その時と現在で印象は変わりましたか。
そうですね。「日向坂で会いましょう」のロケで感じていたのは、やや天然ぽい感じ、だけどすごく芯があるというところで。その印象は変わらないのですが、加えて、今まで思っていたよりも、「自分がこう思う、こう感じる」というところにすごくピュアでまっすぐ生きてる人だとより感じました。ただ、それでいて落ち着いてトークもできるし、その能力の高さに驚くばかりです。