「前田さん演じる透子は、まさに名前の通り透明感がありました」
前田から「細かいところまで目が行き届いていたのは、助監督として現場をたくさん経験された加藤さんならでは。“敏腕助監督さん”だったんだろうなと感じました。初めてとは思えなかった」と言われた加藤監督は、「商業デビュー作の主演を前田さんにお願いできるなんて光栄。主人公の透子に本当にぴったりで、現場での佇まいも含めてずっと透子としていてくれたのが、映像にも映っていると思います」と明かした。
齋藤監督から「前田さん演じる透子が素敵。些細な表情の変化やしぐさから、彼女が何を感じ、何に戸惑い、何に安心するのかが透けて見えて、まさに透子という名前の通り、透明感がありました」、三島監督から「前田さんが演じてくれて本当によかったですよね。監督のやりたいことをこんなにつぶさに体現してくれる女優さんがいるのかと思いました」と絶賛された前田。立て続けに褒められ、「本当ですか? うれしいです」と照れ笑いを見せた。
最後に、前田が「映画は映画館で見てもらえることが一番の喜び。プロジェクトが第二弾、第三弾と続き、新しい才能が皆さんの目に触れる機会が増えるとうれしいです。皆さんの力で大きくしてもらえたら」と呼びかけ、さらに「個人的には、(12の短篇のうち)加藤監督と私の作品からスタートすることを知らずに作品を見たので、びっくりしつつもうれしかったです!」とおちゃめな笑顔を見せ、イベントを締めくくった。