名古屋最強のエンタメメンバーが集結! 「ナナシ2021」は“現代の女性たちが共感できる作品”を目指して<Interview>
みんなでぶちかましたいなっていうふうに思ってます(川原)
――また、今日はビジュアル撮影の間に取材をさせていただいているわけですが、皆さん実際に衣装に袖を通してみていかがですか?
古畑:こういうカッコいい衣装を着ることはなかなかないですね。
清水:そうなの!? SKE48の衣装、すてきじゃないですか。
古畑:SKE48の衣装はどちらかと言うと“アイドルらしい”要素が盛り込まれてるので、こういうきらびやかでカッコいいのは、また違ってうれしいです。
――和柄は元々お好きですもんね。
古畑:好きです。ソロライブの衣装にも取り入れたりとか。
清水:和が好きなのって何か理由があるんですか?
古畑:何でしょうね? 和菓子が好きだからですかね…関係ない?(笑)
川原:でもいいよね、和はね。君(=清水)はちょっと中華っぽいけどね。
清水:“四神無双”の4人の忍者は覚醒して、いわばドーピングをして強くなるっていう設定なので、ナナシ側の集団とは全然違うテイストにしようと。
古畑:(川原の衣装を見て)コルセット巻いたりしてますよね。
清水:ナナシは1人また突出した個性なので、謎に包まれた感じというか。
古畑:ロックでカッコいいです。
川原:恥ずかしいんだよなぁ(苦笑)。
清水:古畑さんもすごく似合ってる。僕が想像してた以上にすごく映えてる。
川原:動きやすい? 大丈夫?
古畑:結構動きやすいです。
川原:衣装さんもすごいんだよね。ちゃんとデザインを気にしながら、「ここ動かしやすいですか?」「大丈夫ですか?」ってすごく気を使ってくれて。
清水:特に鷹丸はめちゃくちゃ動くと思うので。出てきて元気よく暴れてるか、戦ってるかどっちかだから。
古畑:そうなんですか!?(笑)
清水:でも、実は一番泣けるキーポイントを担っているっていうね。半蔵に対する熱い思いというか、一途な思いというか。これも古畑さんがストレートにやったらすごいハマるんじゃないかなって思っています。結構ストイックに“ゾーン”に入るタイプ、アーティスト気質な感じがすごいするので。
――では最後に、改めて今作の上演に向けての意気込みを聞かせてもらえますか。
川原:自分がナナシをやらせてもらうことの責任を感じつつ、自分に関わった人みんなに幸せになってほしいというか、成功してほしい、何かつかんでもらいたい、という思いで臨みます。名古屋という出身の場所でやれる喜びをすごく感じていて、みんなでぶちかましたいなっていうふうに思ってます。なので頑張ります! 観に来てください!
古畑:今回、SKE48のメンバーとしても、古畑奈和個人としても、名古屋から発信できる、感動をお届けできるということがすごくうれしいですし、清水さんが言ってくださったように、“古畑奈和だから”と選んでくれたことが本当にうれしいです。その責任もすごくあると思いますし、前回は男性がやっていた役なので、そこと競うわけじゃないですけど、違ったカッコ良さ、女性ならではのカッコ良さを出せるように頑張っていきたいと思います。
清水:自分が一人一人をちゃんと生で見に行って自信を持って選んだ、今の名古屋で最強のエンターテインメントメンバーだと思って、今回やらせてもらいます。もちろん、名古屋の良さとかを知ってもらうっていうのもテーマにはあるんですけど、「ナナシ」を選んだ理由っていうのは、戦国時代にたくましく生きた武将や忍者たちの人間模様が、当然現代社会にリンクしてなきゃいけないと思って。
歴史は繰り返されるというか、今回僕は戦国時代、江戸時代を振り返って、疫病があったり、自然災害があったりっていうことに、「今の時代も同じことが起こってるんだ」と感じて。昔の人もみんなで共同体を作って、そういう苦難や困難を乗り越えてきたっていう歴史があるので、この現代の困難を演劇としての共同体や人間としての共同体を自分たちで作って、たくましく生きていく姿を見てもらって。
今だからこそ観てもらうことによって、現代社会を生きる勇気につなげていただきたい。僕は今回の共同体でそれを作れる自信がありますので、今だからこそ、ぜひ劇場に足を運んでいただきたいと思っております。