さらば青春の光の“過激なネタ”に感謝、麒麟・川島への驚き「尊敬しかない」
――ラジオのコーナー企画にも度々タイアップしていますが、企画の中には「さらば青春の光がTaダ、Baカ、Saワギ」の「#ブレインスリープ presents 匂わせワンナイトスリープ」など、なかなか過激な内容のものもありました。ブランドイメージが傷つくなどといった危惧はなかったのでしょうか。
あったらやらないですよね(笑)。それに、さらばさんのラジオでPRするのに「過激なネタをやめてください」っていうのも変じゃないですか(笑)。ちなみに、さらばさんの収録には毎回私も立ち会っていて、一応、本当の本当にマズかったら指摘させていただくことになっていたんです。収録の中には「どうしようかな」と一瞬NGにすべきか悩んだキワドイものもあったのですが、ギリギリ大丈夫でした(笑)。むしろ、おいしくイジってくださり、ありがとうございました!
――ガチガチに商品を宣伝するのではなく、エンタメ性の強いコーナー企画が多いからこそ、ブレインスリープさんはラジオファンから親しみを持たれているという側面もありそうですね。
そこはかなり気をつけていますね。私たちとしては言いたいことはたくさんあるのですが、それならCMや単純な広告にしたほうが早いというのがありまして。我々が伝えたい商品の良さと番組の良さをどううまく混ぜていくか。局の担当の方と綿密にやり取りさせていただきながら考えています。
――特に思い入れのある番組やコーナーをお聞かせください。
全部に愛着があるのですが、強いて挙げるのであれば、弊社が4月から番組スポンサーをさせていただいている麒麟・川島明さんのラジオ番組「ブレインスリープ presents川島明のねごと」ですね。川島さんがすごいのは、毎回、ご自身で番組の企画を考えられているところです。あの多忙な中、いったいいつアイデアを練られているのかと、本当に尊敬しかないです。
――ところで藤平さん自身は、ラジオが昔から好きだったのでしょうか。
いえ、ほとんど聴いていませんでした。もともとお笑いが大好きで大学時代は大手芸能事務所のお笑い養成所に通っていたりもしたのですが、ラジオは通ってこなかったんですよ。だから最初は楽しむ気持ち半分、勉強する気持ち半分でラジオを聴き始めました。
少しでもリスナーさんの気持ちを理解しようと、スポンサー企業の担当者ということは伏せた上で、こっそり「アルコ&ピース D.C.GARAGE」に投稿したりもしましたね。ひとつも、読まれませんでしたが(笑)。そんなことをしていくうちに、気付けばラジオにハマり、今はほとんど個人的に楽しみながら聴いてます。
――こうしたラジオ番組を介した積極的なプロモーションに対して、社内の反応はいかがですか。
反応は上々です。代表をはじめ、社内の人間のほとんどがラジオの可能性をめちゃくちゃ感じています。
Twitter上での反響の大きさは「想像以上」、“秘密結社のように…”との声には「支配している気持ちはない(笑)」
――ラジオで商品をPRしたことにより、何らかの好影響はあったのでしょうか。
はい。詳しく説明すると、ラジオに広告を出して良かったことは主に2つあります。1つ目は多くの人に我々の企業と商品を知っていただけたこと。2つ目は、想像以上にTwitter上での反響が大きかったことです。弊社がスポンサードするラジオ番組やラジオのコーナーを聴いたリスナーさんたちが「ブレインスリープ」というワードをTwitterのタイムラインに数えきれないほど投稿してくださって、本当にありがたかったです。
最近、Twitterでリスナーさんから「私が大好きなラジオ番組にもぜひスポンサーについてください」といったようなメッセージをいただくこともちょくちょくあるんですよ。だから、「色々なラジオのスポンサーをする会社」としては既に認知していただいているという手ごたえは感じています。
――Twitterの反応でいうと、あまりに多くの番組の提供を行っていることから、一部ラジオファンから「秘密結社のようにラジオ界を牛耳っている」というようなイメージで語られることも多いですね(笑)。
支配しているという気持ちはもちろん一切ありません(笑)。でも、設立したばかりの認知度のない会社なので、「ブレインスリープ」というワードが怪しく聞こえるのではないかと思っています(笑)。そういう意味で「謎めいた団体」という比喩を使われているのかなと。
――ラジオの広告主として今後の目標などあればお願いします。
寝具がどこの家庭にも必ずあるように、ラジオを聴いていたらいつのまにか自宅に「ブレインスリープ」がある…みたいな立ち位置になりたいです。あくまで個人の考えですが、いずれはブレインスリープがスポンサーに付いている番組=面白い番組という認識を、広くラジオリスナーの方に持っていただけるようにしていきたいです。もっともっとラジオというメディアを盛り上げたいです。「ブレインスリープが携わっているなら聴いてみよう」と思ってもらえる存在になれたら、これ以上に嬉しいことはありません。
文=こじへい
スタンフォード大学で睡眠に関する研究を行ってきた医師の西野精治氏が2019年に創業。主な事業内容としては、「ブレインスリープピロー」をはじめとした睡眠関連の自社プロダクトの開発、販売や睡眠医学に基づく法人向け新・健康経営サービスなど。