YouTubeのコントは「出来立てホヤホヤ」、試行錯誤の賜物
――普段は岡部さんと秋山さんがネタを作るそうですが、YouTubeでのネタ作りとなっても役割に変化はないですか?
秋山&岡部:そうですね。
――菊田さんは、ネタ合わせの段階で入るんですよね。
菊田竜大:はい。
秋山:YouTubeは週2で更新するので、いつも以上に出来たてホヤホヤというか、菊田はより直前に入りますね。ネタ自体を仕上げるのもギリギリなので、バーッと説明して、なんとなく一回撮ってみて、ダメだったら撮り直して、みたいな。
菊田:正直、今YouTubeに載っているものの中にも、僕が「これ合っているのかな?」っていう顔をしているコントもあります。リモートコントが特にあるかなぁ。
――リモートで打ち合わせをして、本番もリモートですからね。
秋山:DVDには載っていないんですが、#41「4つ子に密着」なんかは、もう台本がホヤホヤすぎて。役は与えているものの、あんまり中身がない(笑)。岡部が4つ子の設定なので4周撮るんです。
僕は4人へのインタビュアーで、菊田は4つ子のお父さん。申し訳ないことに台本が荒いので、せりふはあまりないんですけど、一応菊田には4つ子のお父さんとしてのリアクションをとってほしかったんです。でも、そこまで演出しきれず、素の菊田がただカツラを被って聞いている、みたいなことになりました。
一同:(笑)。
秋山:岡部は4周撮らなきゃいけないから時間もないんですよ。「菊田OK! それでOK! おつかれ!」って言って、菊田は抜ける。それで僕と岡部が残って撮るんです。
菊田:確か岡部が何を言うのかも、あまり把握してなかった。
岡部:完全に他人のおじさんだった(笑)。なんにも父親感がない。息子たちの会話なのに何一つ反応もない。
秋山:ホヤホヤすぎたので難しかったかな、とは思っています。
――4つ子だと、完成してみないとどう仕上がるかも分からないですね。
秋山:そうなんです。DVDに入っている#24の「裏技」もそうでしたね。後で編集で消していただいて完成するので、現場ではどうなるのか分からない。
岡部:#25「防犯カメラ」とかも昼に撮っているので、現場はめちゃくちゃ明るいんですよ(笑)。
Sony Music Marketing inc. (JDS) = DVD =