“見えそうで見えない”投稿が「あざとい」と話題のインスタグラマー、うれしのちゃんこと嬉野ゆみが、自身初の写真集「嬉野ゆみ1st写真集 うれしのちゃん」(KADOKAWA)を発売した。これまでグラビアのオファーは断ってきたという嬉野ゆみだが、今作では男性ファンを満足させるべく、水着・下着・手ブラと積極的にチャレンジ。見えそうで見えない「あざとい」を超えたうれしのちゃんに、今作の魅力とこれまでの軌跡を聞いた。
“加工”していたInstagramとは別に「素の自分も出していく必要がある」
――1st写真集の発売おめでとうございます。嬉野さんはInstagramの“あざとい”投稿で人気が高まっていますが、その実感はいつ頃から感じるようになりましたか?
2年前に本格的にInstagramを使い始めて、実感が出だしたのは1年前くらいですね。お茶をしていたら「うれしのちゃんですか?」と話し掛けられたりするようになりました。でも、Instagramには加工した写真を投稿していたので、素の自分を出したくないという思いもあって、テレビなどのオファーは断っていたんです。今回の写真集を機に、今後はいろいろと活動の幅を広げていきたいなと考えています。
――表に出てもいいと考えるようになったのは何ででしょうか?
今後は、YouTubeなどの動画が主流になってくると思うんです。動画も加工をすることはできますが、写真と比べると限界がある。だから、どこかのタイミングで素の自分も出していく必要があると考えるようになりました。とはいえ、なかなか勇気が出なかったんです。そんな時に今回、写真集のお声をいただいたので、ありがたい機会と思って、「自分に自信をつけたい」という意味もあって決めました。
――写真集が、SNSから外に出ていくきっかけになったんですね。そもそもInstagramを始める前はどんなことをしていたのでしょうか?
2015年の冬くらいにインフルエンサーマーケティングを始めて、企業のSNS運用とかの裏方をやっていました。その後、たまたま友達に撮ってもらってInstagramに載せた写真がバズったんです。それまでは月に1回投稿するかしないかくらいだったんですが、バズったのがうれしくて、意識的にInstagram用の写真を撮るようになりました。
もともと分析することが好きだったので、どういう写真にたくさんいいねがつく、とかを考えながら投稿を続けていたら、徐々にいいね数やフォロワー数が伸びてきました。それでいろいろとオファーが来るようになったんですが、加工して投稿している写真は普段の自分とは違うから「出られないな」と思っていたんです。
――では投稿がバズるまでは、ご自身のグラビア的な需要は意識していなかったんですね。
全然していませんでした。メークや服にも興味がなかったので、自分でも何でなんだろう?って。不思議です。Instagramの投稿を始めるまでは、今よりも12kgくらい太っていたと思います。でも、その時も自分では太っているとは思ってなかったんですよね。写真を上げた時に「鎖骨ないね」ってコメントされたのを見て「あぁ、ないんだ」って気付きました(笑)。
発売日:11月17日(水)
著者:嬉野ゆみ
撮影:槇野翔太
定価:3000円(税別)
仕様:A4判/128ページ
発行:株式会社KADOKAWA