SKE48古畑奈和、約2年5カ月の“空白”を彩るソロライブ開催「こんなに幸せな空間はない」
12月21日、SKE48の古畑奈和が名古屋・ダイアモンドホールでソロライブイベント「古畑奈和 Colour days ~空白~」を開催。2019年6月の東京・新宿以来、約2年5カ月ぶりとなった2度目のソロライブで古畑は、色とりどりのパフォーマンスをもって全18曲を披露した。
古畑のソロライブは2020年春にも大阪と東京で予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止に。そのため、今回のソロライブは本人もファンも待ち望んでいたものだった。
ボカロ曲なども披露した前回と異なり、今回はSKE48や姉妹グループの楽曲のみでセットリストが構成され、ライブは2018年にリリースしたソロアルバム『Dear 君とボク。』に収録されている「MESSHIAH(メシア)」からスタートした。
キラキラとした新衣装で持ち歌を歌い切った古畑は、今度は「オネストマン」をかわいらしく、続く「凍える前に」は少し落ち着いた感じで大人かわいく、そして「ただいま恋愛中」にはちょっと艶っぽさをプラスしてというように、冒頭の4曲だけでもさまざまな表情を披露。
「人生の無駄遣い」「愛しきナターシャ」を力強くパフォーマンスすると、その後のMCで、今回のセットリストには季節やライブタイトルにちなみ、“冬”や“白”を連想させる楽曲をピックアップしていることを明かした。
その話の通り、続く楽曲は曲名に“雪”が入った「細雪リグレット」。「1番か2番か3番か、上位に食い込むくらい好きな曲」だというAKB48 チームK兼任時代の楽曲を凛と歌い上げると、舞台は暗転し、会場には雑踏のようなSEが。
そして、救急車のサイレンの音が徐々に大きく聞こえてきたと思うと、純白のナース服姿になった古畑がステージに登場。「Amblulance」を色っぽく歌って客席を悩殺すると、続く「シャワーの後だから」では桃色のウィスパーボイスを披露。間奏ではナース服を脱いで“肌見せ”衣装に着替え、客席の視線をくぎ付けにすると、直後のMCでは客席に向かって「生きてる?(笑)」と問い掛けて笑いを誘った。
その後、「ほっぺ、ツネル」を披露したところで舞台は再度暗転、古畑は2度目の衣装チェンジへ。
今度は2人のダンサーと共に白いパンツスタイルでステージに姿を現すと、ここまでの“歌”に比重を置いたパフォーマンスから一転、ダイナミックに見せた「Darkness」を皮切りに、セットリストはダンスナンバーのブロックに突入。
2016年の「みんなが主役!SKE48 59人のソロコンサート ~未来のセンターは誰だ?~」でも歌った「10クローネとパン」では、当時よりも磨きのかかった表現力を発揮して客席を小説のような楽曲の世界観に引き込んだかと思えば、情熱的な楽曲の「いきなりパンチライン」を力強く熱唱した古畑。激しく踊りながらもその歌声はぶれることなく、前回のソロライブの時から成長した姿を見せた。
さらに、NGT48のアッパーチューン「空き缶パンク」をカッコよくロックに歌い、自身がセンターを務めたレゲエ調のナンバー「FRUSTRATION」では客席をより一層熱く盛り上げるなど、表現力の幅広さを見せつけた。