テレビ朝日系スポーツ番組「チャント!!Jリーグ」(毎週土曜 朝11:20-11:40※一部地域)に出演する三谷紬アナウンサーが、自身とサッカーとの出会いや、番組の見どころなどについて語った。
――はじめに、「チャント!!Jリーグ」が始まると聞いた時の率直な気持ちを教えてください。
「チャント!!Jリーグ」が始まると聞いた時、率直にすごくうれしかったです。
――そもそも、三谷さんはいつからサッカーがお好きなのでしょうか？
私の家族はみんなサッカーが好きで、特に代表戦は毎回、ピザと飲み物を用意して応援するみたいな感じで、一つの行事として楽しんでいました。そんな家庭で育った私がサッカーに興味を持ったきっかけが、小学2年生の時に観た2002年の日韓ワールドカップでした。当時、宮本(恒靖)選手が大好きで。幼いながらに「この人カッコいいな」と思ったところから入りました(笑)。
――大学時代にはマネージャーも務められたとか。
はい。中学高校は女子校で、サッカー部がなかったこともあって、観る専門として楽しんでいたのですが、心のどこかでサッカーと関わりたいという気持ちもありました。なので、大学に進学してから、サッカーサークルのマネージャーになったんです。
――プレイヤーになろうとは考えなかったのでしょうか？
私、本当に球技が苦手でして…。サッカーやフットサルをしても、ボールに乗り上げてしまうようなタイプで、めちゃくちゃどんくさいです(笑)。
――大学卒業後は現職に就かれるわけですが、アナウンサーを志望したのはなぜですか？
正直、アナウンサーにこだわりは一切なく、サッカーに関われる仕事であれば何でもよかったんです。就職先としては当初、サッカーを伝えるならマスコミで、その中でもスポーツ記者がいいかなと考えていました。そのことをゼミの先生に相談したら、「マスコミの就職試験はアナウンサーが一番早い。せっかくだから受けてみたらいいんじゃないか」とご意見をいただいて。さらに「記者よりもアナウンサーのほうが自分の思ったことを自分の言葉で伝えられるから、三谷が理想としているものに近いと思う」と言っていただき、アナウンサー試験を受けることに決めましたたんです。
――「チャント!!Jリーグ」の放送が開始され数か月が経ちました。改めて、番組の内容を教えてください。
「チャント!!Jリーグ」は、57あるチームをまんべんなく取り上げているのが特徴です。特に「ご当地J」というコーナーでは、毎回一つのチームに焦点を当てて自慢の取り組みを紹介しているので、各チームの魅力がよくわかると思います。
――番組は「初心者大歓迎」と謳っていますよね。
最近、印象的だったこととして、四千頭身の皆さんがゲスト出演された時に、サッカーにあまり詳しくない都築(拓紀)さんが「トップ下とかボランチとかわからないから、FW、DF、MFで教えて欲しい」とおっしゃっていて、「なるほどな」と思いました。初心者の方は、そういったサッカーファンの間で交わされている用語がまずピンとこない。だとすると、初心者歓迎の番組として、真正面からサッカーを扱うことはとても難しいのではと思いました。だから「チャント!!Jリーグ」では、選手の見た目やキャラクターにアプローチしていて。「ご当地J」にしてもそうですが、そういう本質以外のところを入り口にサッカーに興味を持ってもらえるように意識しています。
――放送時間が土曜日の午前11:20～11:40で、サッカー番組にしては早めの時間帯だと感じました。
これにはちょっとしたわけがあります。おっしゃる通り、サッカー番組は普通、夜の遅い時間に放送してその日の試合のダイジェストをやることが一つのセオリーですよね。でも、「チャント!!Jリーグ」の放送時間はあえて、Jリーグの試合開始直前に設定しているんですね。そうすることで、土曜日のお昼に「今日、何する？」って話をしている中でこの番組を見てもらい、「Jリーグってこんな面白いことをやっているんだね。じゃあ、スタジアムに行ってみるか」となることを期待していて。今はコロナ禍で誰でもチケットを取って入れるという状況下ではないかもしれません。それでもが、スタジアムグルメだったり、そのほかスタジアム周辺で行われているイベントに関してはチケットがなくても楽しめるところが多くあるので、視聴者の方にはぜひ参考にしていただきたいですね。
――今後、「チャント!!Jリーグ」で挑戦したいことはなんですか？
この番組では毎回、霜降り明星のせいやさんや四千頭身の石橋(遼大)さんなど第七世代の芸人さんの中からサッカー好きの方にゲストとして来ていただいているのですが、皆さん口を揃えて「サッカー選手とサッカー対決をしてみたい」とおっしゃっていましたJリーグドリームチームvs芸人さんチームで対戦してもらい、私はマネージャーとして参加してみたいですね。
――やっぱりピッチには立たれないんですね(笑)。
私は絶対にできないので。その代わり、超優良マネージャーとしてみんなに塩レモンとかを作ってサポートします(笑)。
――サッカー界の大きなイベントとしては、2022年にカタールW杯が控えています。
そうですね。まだ最終予選中で気が早いかもしれませんが、来年のカタールW杯に向けて、Jリーグの有望選手をフィーチャーするような放送をしていきたいです。やはりどうしても、世間の目は海外組に向きがちなんですけど、国内にもいい選手はたくさんいるので。カタールW杯に関わっていきそうな選手を、この番組から世間に周知していけたらうれしいです。
文＝こじへい
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