吉沢亮が主演を務めた大河ドラマ「青天を衝け」(NHK総合ほか)の最終回となる第41回「青春はつづく」が12月26日に放送され、渋沢栄一の生涯を描くドラマが完結した。最後までエネルギッシュな栄一を描いたラストに、視聴者からも感動の声が続出。Twitterでは「青天を衝け」がトレンド世界一となる注目を集めた。
同作は、“日本資本主義の父”と称され、新一万円札の顔としても注目される渋沢栄一が幕末から明治へ、近代日本のあるべき姿を追い続け、未来を切り開く姿を描いた大河ドラマ。
栄一(吉沢)が生まれ育った武蔵国・血洗島村と草なぎ剛演じる徳川慶喜が生きる江戸で物語が進行していた序盤から、明治、大正、昭和へと、栄一が晩年まで精力的に走り続ける姿が印象的に綴られてきた。
そして最終回では、排日移民問題に栄一が心を痛める様子や、関東大震災、中国の大水害などの天災に栄一が自らの役割を果たそうと奔走する姿が描かれた。
ラストには、栄一の生涯を振り返るような回想がちりばめられた。「俺はこれからも励むべ、この国のために」と顔を輝かせた若き日から、時に怒り、涙し、感情をたかぶらせる姿まで。父や母、恩人、盟友の回想シーンが走馬灯のように展開した。
放送前、吉沢亮の公式Twitterアカウントには「最後まで栄一は走り抜けます」という吉沢のメッセージが投稿されたが、ラストシーンはその言葉どおり、若き日の栄一が期待に胸を膨らませて激走する姿。視聴者からも「青天を衝けの余韻から抜け出せない」「みんなが嬉しいのが一番。栄一の人生を貫くかっさまの言葉に感動」「素晴らしい大河だった!」と熱い感想が飛び交い、Twitterでは「#青天を衝け」がトレンド世界一に躍り出た。