テレビに出ることが最初の夢だった
――2022年は30歳という節目の年を迎えられますが、20代を振り返ってみていかがでしたか?
壮大ですね…20代の人生を現時点で9年ちょっと生きてきて…長い道のりだったように思います。とてもじゃないけど「早かった」とは言えないです。「一瞬だった」と言う方もいますけど、振り返ってみると「9年ってこれほどのものか」と感慨深くなります。
小学1年生から中学3年生までをもう一回やっているような期間なので、知らないことが多くてあっという間だったその時代に比べたら、やっぱりもっと詰まっている感じがします。どこの扉を開けても「ぐわーっ」と雪崩が起きるくらい、一年一年にパンパンに思い出を詰めてきた分、時間もすごくかかったように感じるし、その時間が自分にとっても良いものでした。濃厚で濃密で、誰にも譲りたくない思い出ばかりが入っています。
――その中で印象的な出来事があれば教えてください。
20代で、指折り数えていた夢たちが次々かなっていきました。この番組に出させていただくこともそうですが、テレビに出ることが最初の夢で、テレビに出て何かリーダーになる仕事がやりたいなと思っていたので、それもかないました。
スピードはゆっくりですが、一つ一つ皆様のおかげで、仲間が増えて、笑い合える人たちが増えて、相談できる人が増えて、この9年での厚みはすごいものになった気がしています。仲間との出会いと仕事の夢がかなったのは20代の功績です。
――10代と20代では、心境は異なりましたか?
もう10代の頃の心境を思い出せないくらいですが、当時も「テレビに出たい」「キラキラしていたい」「スターになりたい」という夢はもちろんありました。けど、やっぱり10代の頃のほとんどが「遊びたい」「公園に行きたい」「遊園地に行きたい」「友だちといたい」とかそういうプライベートばかりに力を入れていたように思います。大人になると、友だちとの時間はぐっと減ってしまいましたが、それでも手を広げて待っていてくれる人がいて、そのこともうれしいですし、楽しいと思うことが違う方向に向いていきました。