早乙女太一、共演の深津絵里、オダギリジョーらは「子どものころから見ていて憧れ」<カムカムエヴリバディ>
印象的なシーンは「ジョーとのトランペットのセッション」
――撮影時の雰囲気や、印象に残ったシーンは?
僕自身は一番年下なんですが、設定上はみんな同世代ということで、大先輩たちと同世代というのがとても不思議な感覚で、最初はなんだかふわふわしていました。トミーは登場人物の中で一番偉そうな態度なので落ち着かなくて。でも最近はようやくなじんできました。
撮影して一番印象に残っているのは、やっぱりジョーとのトランペットのセッションですね。トランペットの練習もずっと別々だったので、このシーンの撮影の時に初めて二人で演奏したので、すごく印象に鮮明に残りました。
――放送を楽しみにしている視聴者の方々へのメッセージをお願いします。
この作品は、登場人物がみんな異なる環境で悩みを抱えていて、それぞれがちゃんと立ち向かっていきます。トミーが生きた時代は戦後の激動の移り変わりがあり、環境がとても大きく変化しています。そういう中で「音楽で成功するぞ」という強い意思を持ったトミーがいて、「この人と一緒に生きたい」という気持ちを大切にしているジョーがいる。それぞれが自分の人生に向き合っていて、ものすごく魅力的な作品だと思います。
現代って適当に生きようと思えば生きられる感じがします。でも、僕自身もちゃんと生きなきゃと思えてきますし、登場人物たちが苦悩しながらも生きている姿がものすごく輝いて見えます。それがこの作品の一番魅力的なところだと僕自身は思いますので、そこを楽しんでもらえたらうれしいです。
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