ピン芸日本一を決める「R-1グランプリ2022」の決勝進出者が2月13日に発表された。決勝に勝ち進んだのは、kento fukaya、サツマカワRPG、金の国 渡部おにぎり、ZAZY、吉住、お見送り芸人しんいち、寺田寛明(※エントリー順)。決勝では、彼らに加え「復活ステージ」を勝ち抜いた1人による計8人で1stステージを戦う。1人ごとに点数審査を行い、最終的に点数の高かった2人がFinalステージへ。そこでもう1本ネタを披露し、審査員による投票が多かった芸人が優勝となる。
昨年から芸歴10年以内という出場制限が設けられた中、昨年より453人多い3199人がエントリー。同日に開催された準決勝では、救済措置による動画審査も含めて31人が激戦を繰り広げた。
ZAZYから吉住へ“闇取り引き”の提案
決勝進出者発表の模様はYouTubeで生配信され、準決勝出場者たちの前でファイナリスト7人の名前が読み上げられた。さらに、それぞれが意気込みを語ったほか、決勝のネタ順抽選も行われた。
昨年、決勝戦のFinalステージで、フリップをめくる際にミスをしてしまったZAZYは「とりあえず決勝でミスをしない、これに尽きます」と意気込んだ。
続いて、吉住は、進出者発表前にZAZYから「『もし一緒に決勝行けたら、30万やるから手抜いてくれや』と言われました」と暴露。これについてZAZYは「全員そうなんですけど、手抜いてくれるんやったら30万円あげます」と他のファイナリストにも持ち掛けたが、それを聞いたkento fukayaは「全員30万出してZAZYにあげるんで、出ないでくれる?」と提案し笑いを誘った。
また、吉住は「THE W」で優勝経験があるが、「R-1」への思いを尋ねられると「ピン芸人の中で男女関係なく、ピンネタで勝つということを狙っていきたい」と打ち明けた。
「ツギクル芸人グランプリ2021」で優勝するなど、コンビとしても注目されている金の国・渡部は「去年、(準決勝)開始10秒でネタを全部飛ばした」と明かし、「決勝までいけるとは思っていなかったので本当にうれしいです」と満面の笑みでコメント。そして、ネタは相方・桃沢健輔が書いたことも告白し、優勝賞金は「半々に」と相方への感謝も語った。