石田ニコル(井川小夏役)コメント
最初この作品のお話を頂いたときに、女の子の性生活をテーマにした作品と伺って、大きな決断がいると思いました。でも、こういったテーマはあまり人には言えないけど、誰しもが興味のあることだと思うので、そういう世界観に踏み込んでみるのも楽しいと思って挑みました。
短期間での撮影でしたが、小夏の感情を演じるのはすごく大変で、もがいている小夏に寄り添うのはしんどくて…。ひとつひとつのシーンが勝負だと思いながら演じました。演じきった今では、たくさんの方に見ていただきたいと思っています。
私が演じた小夏は3つのストーリーの中では年長です。アラサー世代の女性の心にトンと響くようなシーンもあると思います。この作品をきっかけにして、お友達と深いお話をするきっかけになったり、性に対してのオープンマインドが広がればいいなって思っています。
寺本莉緒(倉田あかり役)コメント
女性目線のちょっぴりエッチな作品って、これまでなかなか放送されることもなかったと思うので撮影は楽しみでした。それぞれのストーリーには共感できる部分もあれば、新しい発見もたくさんありましたね。
私が演じたあかりは、AV鑑賞が趣味で、人には言えない悩みを抱えている女の子で、大沼さんに見事に“沼って”しまう女の子。演じていて楽しかったのは、お付き合いをする前の他愛のない会話をずっとしているシーンです。「この後どうなるんだろう?」っていう恋に落ちる前のドキドキする感じが出せたと思います。
あかりは最初とラストシーンにすごくギャップがあるんです。沼男子に出会ったことで彼女は変化していくんですが、そんな感情の波を一緒に味わっていただけたらうれしいです。
美山加恋(野宮莉子役)コメント
女性に共感していただけるような作品に参加したかったですし、演じる役が同世代ということもあって、等身大の女の子を演じられることが純粋にうれしかったですね。濡れ場と言われるシーンが多かったので、自分にとっても挑戦になったと感じています。
莉子は長くお付き合いしている彼氏との関係がマンネリ化してしまった女の子で、実は、その彼氏にも打ち明けられない自分の中にだけある本性があって。彼氏への思いや大沼さんとの出会いを通して、その本性の部分を深い部分で演じることができたんじゃないかなと思っています。
演じていて印象に残っているのは、ラストシーンです。莉子が彼氏と幸せになろうとする姿が描かれているんですが、本当に彼と心が近くなれるようにすごく頑張ったシーンなので、ぜひ見ていただきたいですね。
猪塚健太(大沼亮介役)コメント
僕が演じた大沼は、女性が“沼っちゃう男性”で、女性が表に出さない本心に寄り添う嗅覚が鋭く、それが自然に純粋にできてしまう反面、純粋にひどいこともできてしまう男性。撮影の間は、沼男子として生きていましたが、とても魅力的な部分と、共感できない部分のはざまにいる存在だと感じました。
本作では、そんな“沼男子”との出会いで、女性が変わっていく姿が描かれています。女性が、本心を解放していく瞬間ってすごくすてきで魅力的だと思います。3つのエピソードを通して、女性のさまざまな葛藤や悩みを抱えている姿が描かれているので、自分のことのように共感したり、「これはないよ!」ってツッコんだりしながら楽しんで頂けたらうれしいです。