平成ノブシコブシの徳井健太が2月28日、自身の著書「敗北からの芸人論」(新潮社)の出版を記念して、東野幸治とのトークイベントを実施した。
東野幸治がきっかけだった、平成ノブシコブシ徳井の執筆
新著は、徳井が千鳥やオードリー、かまいたちなど21組を独自の視点で分析し、挫折から這い上がった21通りの生き様を綴ったもの。本書発売のきっかけは、新潮社から過去に吉本芸人たちの知られざる逸話をまとめた著書「この素晴らしき世界」を出版している東野が「(芸人について書くなら)徳井くんが適任」と、後継者に推薦したことだという。そんな経緯から、2人の対談が行われることになった。
「ダウンタウンがいないパラレルワールドのような世界を生きている」
今回の著書には、実際の発言をもとにした東野についての考察も書かれている。徳井によると、読者からは「ダウンタウンがいないパラレルワールドのような世界を生きている」と語る東野の章が「一番衝撃だった」という声がよく聞かれたとのこと。
東野は「お笑い青春時代がダウンタウンさんとの共演。20代前半で色んな事を教わった」と振り返り、「たまたま同じ劇場、テレビ番組に呼ばれることがあって、勝手に勉強していく上で、最終3学期が『ごっつええ感じ』だった」と説明。続けて、『ごっつええ感じ』が終了した時には「これ無理やな」と限界を悟ったといい、「ダウンタウンさんのいないパラレルワールドを作った。『そうか、この世の中からダウンタウンさんを消したらええねや』って(笑)」と述べた。