グラビアアイドル・京佳が、初のフルヌードを収録した「京佳ラスト写真集『FRONTERA』」(講談社/税込4180円)を3月4日(金)に発売。アイドルグループ・夢みるアドレセンスのメンバーとして7年間活動し、グループを卒業した2019年4月からはグラビア、YouTubeをメインに幅広いフィールドでその才能を発揮している。2022年1月4日に発表したフルヌード写真集の発売は、大きな反響を呼んだ。“グラビア引退”も宣言しており、本作は京佳の集大成といえる作品となる。フルヌードの写真集に挑戦するきっかけから、環境が変化にともなう“成長”などについて話を聞かせてもらった。
親は反対も「やれば“グラビア”はおなかいっぱいになれる」
――今回の写真集はいつごろから考えていましたか?
1年半くらい前ですかね。「ヌード写真集を出そう」という明確な考えはまだなかったんですけど、「グラビアを引退しよう」という考えになりました。その後でやりたいことが見つかったりしたというか、考えが変わったのが2020年の10月ごろ、だいたい1年半ぐらい前だったんです。
――家族の方に相談は?
しました! さすがに最初は反対されました(笑)。家族に反対されて、私も「うん、やめる」となったんですけど、よくよく考えたら「これはやった方が面白いぞ。これをやれば、自分の中で“グラビア”はおなかいっぱいになれるんじゃないかな」って。
――ヌード写真集を出すことで、グラビアの仕事をやり切るという感覚で?
そうです。私個人の考えですけど、グラビアの中でのゴール地点は“ヌード”だと思っていました。それをやれるのは限られた人だけだし、私自身、ヌードに対して前のめりというか、積極的に挑める性格なので、「やっぱりやってみよう!」と思ったんです。
――自分の中でいろんな思いを整理した結果、やった方がいいと。
はい。お話を頂いたのが、ずっとお世話になっている講談社さんだったというのも「やりたい」と思った理由でした。これまでの写真集も全部講談社さんから出していただいていますし、編集の方とかはみんな親戚のおじさん、お兄さんみたいな感じで私の成長を見守ってくれていて(笑)。初めて講談社に来たのが2014年の「ミスiD」の時なので、長いですね。
タイトルのきっかけはワインの名前
――タイトルは「FRONTERA」。これはスペイン語なんですね。
英語だと“FRONTIER”なんですけど、響きが格好良いなと思ってスペイン語の“FRONTERA”にしました。新開拓とか国境とか山頂とか、いろんな意味があるんですけど、それも今の私の心境にピッタリだなって。きっかけは家に置いてあったワインなんです。ワインの名前が「FRONTERA」だったんです。「めっちゃ響きいいじゃん!」と思って意味を調べたらピッタリで、もうこれしかないなって(笑)。
――表紙の写真もタイトルと同時に発表されましたが、すごく爽やかな感じですね。
大人の方がいくつか候補を出してくださって、その中から今回の表紙に決まったカットと、もっと大人っぽいカットの二つの中から最終的に決めようってことになりました。あどけない明るい私と大人っぽい私。最初は大人っぽい方がいいなと思ったんですけど、「どっちの裸が見たいかな?」と考えた時に、新しい構図も含めて、あどけないほうがより興味を持ってくれそうだなって。16歳から“プロフェッショナルロリ巨乳”という肩書きでやってきていますから、最後の写真集だしやっぱりこっちにしようって(笑)。