撮影前の心境を告白「これはヌードをやる子にしか分からない感覚だろうなぁ」
――写真集のテーマは?
元気な感じを出した“令和なヌード”。そういう新しい感じにしたいと思って、決まってからは毎週毎週編集の方と打ち合わせをしました。いい意味で哀愁がないので、見て元気になれるようなアグレッシブで生命力の高い1冊になりました。撮影場所は沖縄と東京と千葉です。
――撮影はいつもと違う緊張感もあったんじゃないですか?
そうですね。行きの飛行機の中で「私、これから脱ぐんだ…」って、いつものグラビア撮影とは違う気持ちになりましたね。気持ちを落ち着かせるために機内で「世界の果てまでイッテQ!」(毎週日曜夜7:58-8:54、日本テレビ系)を見ていたら、笑って元気が出てきました。これはヌードをやる子にしか分からない感覚だろうなぁ。やりたくてやったので、不安はなかったんですけどドキドキしました(笑)。
――“やりたいことをやる”というのが京佳さんらしさだと思います。グループを卒業して、事務所を退所してフリーになって、そこからは全てが自分自身で判断をしないといけないというか、判断できるというか。
それが自分にとっても大きな変化でした。
――7年間のアイドル活動という経験が今に生きている部分もたくさんあると思います。
はい、そこでの経験が今、めちゃめちゃ生かされていますし、本当に感謝しています。あの7年間頑張ってくれた自分がいなかったら、今の活動はできてなかったです。
――“やりたいことがあったら、とにかくやってみる”というのは昔からですか?
はい、計画性なく行動してきました(笑)。やってみて楽しかったら続けるし、自分に合わないと思ったり、ダメだなって思ったら「やめよう!」ってくらいの気持ちで。特にフリーになってからはマイペースでできているので、めちゃくちゃ楽しいです。
夢アド卒業後は「目標がなく、1年ぐらい落ちていた」
――今回の写真集の発売も大きな転機ですけど、グループ卒業とフリーになった時期も大きな転機になっていましたね。
そうですね。夢アドをいい辞め方ができなくて卒業ライブもなかったですし、目標がなくなってふわついていました。例えるなら、Googleマップの赤いピンが立っていなくて、目的地も分からず、道筋も分からなくて、辞めてから1年ぐらいは結構落ちていましたね。「何のために生きているんだろう」「何のために頑張っているんだろう」って。
でも、“休憩期間”というか、今思えばそういう時期も必要だったなと思います。それを乗り越えたのが、最初の方でお話した2020年の10月頃。「海外に行こう!」って目的地を見つけて、2022年4月というタイムリミットを自分で決めて、「それまでに今やっているグラビアのお仕事を中途半端な状態で終わらせず、やり切ろう!」って。
グラビアのお仕事もやれることを片っ端からやろうと決めて、それまではお話を頂いても断っていた「撮影会」もすることにしました。プライドとか、今まで作ってきたブランディングがあったので、それまでは撮影会という選択肢はなかったんです。でも、期限が来たら辞めちゃうわけだし、何度もお話を頂いていたということもあったので、自分から連絡して「出ます!」って(笑)。
撮影会も他のイベントとは違う雰囲気で楽しかったですよ。そういうふうに頑張っていたら、「FRIDAY」さんから「久々に京佳ちゃんを撮り下ろしで」って声を掛けていただいたので、「頑張っていれば、みんな見てくれているんだな」とうれしくなりました。そこから「FRIDAY」さんに何回か撮り下ろしで出させていただいて、今回の写真集につながったんです。