“元アイドルがヌード”にファンからは多くの意見
――追い掛けてくれている人はそこまでの道筋も分かっていると思いますが、それでも“元アイドルがヌードになる”ということに関しては、いろんな意見があったと思います。
YouTubeで賛成か反対かを聞いた時、たくさんの人がそれぞれすごく長いコメントを書いてくれました。賛成意見も反対意見も、みんなの考えや思いがしっかりと伝わってきてうれしかったですし、「今でもこれだけの方が私のことを見てくれているんだ」って。
アイドルをやっていた時は、毎週のようにイベントがあって会えたりしましたけど、辞めてからは会う機会が少なくなりました。“会うこと”ってお互いのエネルギーが一番燃えることだと思っているので、それが減ったことでファンの方の私への熱量は下がっているのは分かっていました。
それでも、アイドルをやっていた7年の間に「京佳ちゃんを少しでも好きだった」って時期があった人は少なからずいると自負していて。京佳を知っている人が多い…それが強みかなと思います。今の熱量がどうこうじゃなくて(笑)。でも、それがあったから今回の写真集も出せたんじゃないかなって。
――今回、ヌード写真集発売というだけじゃなくて、“グラビア引退”や“海外留学”という情報もあって、京佳さんを好きな人たちが記念に1冊という気持ちになっていると思います。
「とりあえず見とくわ」って感じで(笑)。1月4日に「ヌード写真集を出しますよ」と発表したんですけど、その日のTwitterはめちゃくちゃ面白かったです。タイムラインが一気に賑やかになりました。
グラビアを卒業して海外留学へ「人生が変わっちゃうと思う」
――3月6日(日)に秋葉原の書泉ブックタワーでの発売記念イベントが“会える”イベントの最後で、その後は海外留学ですね。
正直、海外に行ったら人生が変わっちゃうと思うんです。まぁ、人生を変えたいと思って行くわけですけど。でも、すごく寂しさはありますね。グラビアの最後の撮影日、泣きましたもん。グラビアに対してめちゃめちゃ愛情があって、愛情があるからヌードにもなれました。
10代の頃からグラビアをやってきて、「ずっとここにいていいのかな? それだと自分は成長できないぞ」っていう気持ちが強くなって、大好きで楽しいのは分かっているけど、だからこそこれ以上やっていたら嫌いになっちゃうかもって。グラビアを大好きだと思っている今こそ、やり切って次に行かないと!って感じですね。これまでたくさんの雑誌にも出させていただいたし、後悔はないです!
――海外でやりたいことも明確にありますか?
はい、“ものづくり”とか、すごく明確にやりたいことが決まっています。今はまだ言わずにおいて、タイミングを見て発表していきたいなと思っています。TwitterとかInstagramとかYouTubeとか、SNSはそのまま続けるつもりなので、そこで私の様子を見てもらえれば。せっかく海外に住むんだから、YouTubeも日本人でも外国人でも楽しめるような動画を作りたいと思っています。初めての留学だし、英語もあまりしゃべれないけど、まっさらな状態でたくさん吸収したいなと思っています。
――これまでも、環境の変化が京佳さん自身の成長につながってきましたから、4月以降、また成長しそうですね。
すでに人生をめちゃくちゃ楽しんでいるのに、海外でさらに刺激を受けたらどれだけ楽しくなるのかな?ってワクワクしています。その前に、3月6日に秋葉原でイベントがあるので、来てくださる皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!
◆取材・文=田中隆信