ずんの飯尾和樹が、料理レシピ本「ノンストップ!『ワリカツ!』 Fan Book ずん・飯尾の開き直りごはん」(扶桑社)をこのほど出版した。幼いころから料理が好きだったという飯尾は、自身の芸人として目指す姿を“パセリ”にたとえ、「パセリは色んな料理のお皿に乗ってるじゃないですか」とテレビ出演が絶えない自身の姿と重ねた。また、タモリや内村光良から料理を振る舞われたエピソードを披露し、多数の大物芸人から好かれる理由を「単純に僕が先輩方を大好き」「あのレジェンドたちが…といつも感動している」と、自身のいつまでの失われることのない“感動”を理由に挙げた。
小学校2年生の時から料理好きだった飯尾、芸人仲間との共同生活でも“料理作り”
――今作は「ノンストップ」(フジテレビ系)内で約2年半放送されている料理コーナー「ワリカツ!」で作った料理をまとめたレシピ本です。そもそも、飯尾さんはいつから料理が好きなのでしょうか。
小学校2年生の時からです。共働きの両親に代わって、サンドウィッチを作ったのが僕にとってはじめての料理でした。ゆで卵やハム、トマトなどの具をパンに挟んで切って、兄弟でよく食べていたのを覚えています。
――お笑い芸人としてデビューした後も、頻繁に料理をされていたのでしょうか。
そうですね。昔、芸人仲間5~6人を集めて僕の家で共同生活をしていたことがあったのですが、その当時なんかは特によく作っていました。キャイ~ンのウド(鈴木)と天野(ひろゆき)に「お笑いトキワ荘だ」なんて言われましたけど、一人として藤子不二雄さんや赤塚不二夫さんがいなくて。アシスタントばかりじゃないかと自分たちでよくネタにしていました(笑)。
タモリ・内村光良からの手料理…「今でも印象に残っています(笑)」
――逆に、飯尾さんが芸人仲間から手料理を振る舞われたことはありますか。
タモリさんには、タモさんの運転手兼付き人をやっていた岩井ジョニ男さんとお正月にご自宅へ伺った時に、手料理をご馳走になったことがあります。一つひとつの料理が丁寧な味付けで、本当に美味しかったですね。
20代の頃には、内村(光良)さんのお宅にも一回だけ、ウドと一緒に遊びに行ったことがありました。その時、内村さんが「お前らお腹空いてんのか?」と言って、九州のラーメン「うまかっちゃん」を卵入りで作ってくれて。すごい広くて立派なリビングなのに、学生時代に先輩のアパートへお邪魔した時みたいな四畳半スケールの料理だったから、今でも印象に残っています(笑)。