小栗旬主演の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜夜8:00-9:00ほか、NHK総合ほか)の第10回「根拠なき自信」が3月13日に放送された。八重(新垣結衣)が頼朝(大泉洋)に仕えて侍女として働いているが、八重が初恋の人である義時(小栗)にとってもそれは、ほんの少しワクワクとした日々に感じられるようだ。義時の恋心は頼朝にもバレてしまう展開となり、視聴者も「義時、ほんと八重ちゃん好きよね」「八重モテモテだな」など恋模様を楽しんで見ているようで、Twitterのトレンドは今週も1位だった。(以下、ネタバレが含まれます)
三谷幸喜が脚本を務める「鎌倉殿の13人」は、源頼朝(大泉洋)に全てを学び、武士の世を盤石にした男・北条義時(小栗旬)と、彼を中心に鎌倉幕府将軍“鎌倉殿”を支えた13人の家臣団の生きざまを描く物語。
男同士の戦いを熱く描く大河ドラマにも、恋の要素でほっこりとする時間がたくさんある。今回の義時は、侍女として働く八重を眺めてはニコニコとしている姿が目立った。心配をする素振りをして、草もちを差し入れしてみる義時。「よかったらどうぞ(八重さん、ガンバレ!)」のポーズをキメて去るのを、政子(小池栄子)と実衣(宮澤エマ)ら自分の姉妹や、頼朝の愛妾・亀(江口のりこ)にジーっと見られていることにも気付かない。
さらに、草もちをもらったことを八重が迷惑と感じて、義村(山本耕史)に渡してしまったことも、義時は知る由もない。そのもちを食べたことで義村が腹を壊し、大事な戦に現れなかったというおまけまでついているにも関わらずだ。
草もちに続き、義時が八重に山で取れたキノコを贈るシーンもあった。懲りない義時、といったところだが、八重の元を尋ねたのには理由があった。侍女頭の亀に目を付けられた八重は、頼朝と亀が寝床で寄り添う姿を見せつけられ、出仕を休み御所に姿を見せなくなったからだ。「気分が優れませんでした」という言葉を漏らす八重とのやりとりを、庭の茂みから見ていた男がいた。頼朝である。
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