平成ノブシコブシ徳井健太、バッドボーイズ&囲碁将棋の“ネタは天才的におもしろいのに大成していない理由”を深掘り「ラストチャンスでとがりはいらない」<しくじり先生>
「M-1グランプリ」準決勝に計6回進出
3組目の“ネタは天才的におもしろいのに、まだ大成していない芸人”として徳井先生が挙げたのは、結成18年目の、ボケ担当の文田大介、ツッコミ担当の根建太一からなる囲碁将棋で、「M-1グランプリ」準決勝に計6回進出した経験を持つ実力派コンビだが、“「M-1グランプリ」で勝つためだけの漫才を作っていた”ため、大成していないのではないかと先生は考察する。「お客さんの入りがすべてだった時代に、お客さんが入ってなかった」「芸人がおもしろいっていうだけで、客にはウケない」「(当時)囲碁将棋はつらかったろうなと思うけど、“つらい”なんてひと言も言わず、楽しそうに漫才をやっていたから、人間性がわからなかったかもしれない」と語った。
さらに、囲碁将棋が大成しないもうひとつの原因を「(神奈川・)川崎市宮前区の鷺沼で同居していて、まわりからの情報を遮断していたから」と言う先生に、生徒たちは「どういうこと?(笑)」と困惑する。「(囲碁将棋は)川崎からバイクふたり乗りで来て、お酒飲めないし、メシも食えない。どんどん(東京・)渋谷、新宿のネタの感じとは違う方向に行くけど、でも囲碁将棋らしさもある。おもしろいし、とがっていられる。イチャイチャしながら、ふたりで作ったから周囲との差が生じてしまった」と、周囲との関わりが少ないため、独特の世界観が完成していったのではないかと分析した。
ここまでを聞いて「ネタのレベルが高いのはわかるけど、どういう人かと聞かれたらわからないコンビって、たまにいる」「俺は、お笑い的にプライド高かったと思うんだけど、ショーパブに出てたから、〇〇がすごくてプライドを保てなかった…」と、自身の若手時代を語った若林に、徳井先生は「すばらしい!若林くんがこんなことしゃべってくれることないからね!」と興奮する。
そして、授業の最後には、カリカ、バッドボーイズ、囲碁将棋の共通点からみちびき出した、お笑い芸人を愛する徳井先生が伝えたかった思いを乗せた教訓を発表して、授業を締めくくった。
「しくじり先生 俺みたいになるな!!」
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