タレントのヒロミが、3月16日に初のソロCDシングル「神様との約束/八王子のうた」をリリースした。「神様との約束」は、妻の松本伊代に向けたロックナンバーとなっており、「八王子のうた」は、八王子出身の芸能人で構成される「八王子会」で盛り上がったことをきっかけに、八王子に対する地元愛を歌った曲となっている。ヒロミに、1993年に結婚した妻の松本伊代と夫婦円満であり続ける理由を聞くと、「『離婚』という選択肢を外したから」と語り、自身が一時期芸能活動から離れた際のことを振り返り、「世間から見たら離婚されててもおかしくない」と感謝した。また「八王子会」をはじめ、交友関係が広いヒロミは“遊び”の大切さを説き、「人生は思い出づくり」との信条を明かした。
「形として残したい」八王子の人たちの後押しで“CD化”、はなわとの共作も
――「神様との約束」は、奥様の松本伊代さんに向けた歌となっています。まずは奥様をテーマにした楽曲を作ろうと思った経緯から聞かせてください。
もともと、はなわと3~4年前から「ママの歌でも作ろうか」と話していたんですけど、そこから話が進まず、はなわも作らずで(笑)。その後、YouTubeの企画で八王子会の仲間と手掛けた「八王子のうた」を、八王子の人たちが「形として残したい」と後押ししてくれたこともあって、CD化する話が持ち上がりました。そこでようやくはなわが重い腰を上げて、「八王子のうた」と一緒に収録する曲として制作に取り掛かってくれたんです。
――「神様との約束」と「八王子のうた」、どちらの楽曲もヒロミさんとはなわさんの共作となっています。作詞にあたって意識したことはありますか。
はなわの「佐賀県」とか「お義父さん」といった曲は、お話的なところがあるじゃないですか。「八王子のうた」は僕から見た八王子を書きましたし、「神様との約束」も僕から見た家族を書きました。考えて詞を書いたというよりも、実際のことというか、「八王子のうた」では“八王子あるある”、「神様との約束」ではママのネタを羅列した感じです。
松本伊代への思い「生きてりゃいいよ」“まったく別の性格”も「彼女ができないことは僕がやればいい」
――「神様との約束」では「ずっとそのままでいいよ」という歌詞が印象的でした。
家でもよく言ってることなんですが、彼女に対しては、余計なことをやらなくても「生きてりゃいいよ」という気持ちでいるんです。まったく別の性格だから、ぶつかることもほとんどありませんしね。とはいえ、まったくイラつかないかといったらそうではなくて、「もうちょい、部屋片づけたら?」とか思ったりすることもありますが(笑)。でもそんなのはもう慣れっこで、そこで揉めることはないです。
――いつからその境地に至ったのですか。
結婚したての頃からですね。彼女も仕事をしてますし、息子たちが学生の頃なんかは特に“子ども命”でずっとやってきてくれて、家のことができなくてもしょうがないなと。「彼女ができないことは僕がやればいいだけ」「やれる方がやればいい」と思って、昔から過ごしてきました。