7月期のフジテレビ“水10ドラマ”として、町田啓太主演の「テッパチ!」(毎週水曜夜10:00-10:54)が放送されることが分かった。完全オリジナル企画の本作は、陸上自衛隊を舞台に青年たちの成長と熱き思いを描いた物語。未熟な若者たちが、現実の厳しさ、夢や希望、友情や恋愛、汗と涙など、日々壁にぶつかりながら、「誰かのために命をかけられるのか」「自分がやりたい本当のこととは…」と悩みながらも奮闘していく。また、撮影は防衛省の全面協力のもと行われ、自衛官のエキストラはもちろん、車両やヘリコプターなども実際に陸上自衛隊で使われている機材が使用される。
生半可な気持ちで陸上自衛隊へ
主人公・国生宙(こくしょう・ひろし/町田)は、高校時代はラグビー部のエースとして全国でも注目される選手だったが、独りよがりな強引なプレーでけがをしてしまう。チームメートから非難された宙は、孤立したまま引退。卒業後は、一人暮らしをするも定職に就かず、フラフラと気楽なその日暮らしの生活を送っていた。
ある日、けんかが原因で警察沙汰になり、工事現場の仕事はクビ、住んでいたアパートも家賃滞納で立ち退きを言い渡され、途方に暮れていた。すると、ある男から「おまえにピッタリな仕事を紹介してやる!」と声を掛けられる。「寮完備で三食飯つき! 体力自慢のお前にはもってこい!」と言われて紹介された仕事は、国の平和と安全を守る“陸上自衛隊”だった。
「国生宙! 国に生まれ、宇宙のような広い心を持つ男! 自衛官になるために生まれてきたようなヤツじゃないか!」と男に決めつけられた宙は、最初は拒絶するも、「仕事は決まんねぇし、どこもアパート貸してくれないし、このままじゃ生活できないから、訓練生でも給料が出るなら、とりあえず受けてやるか」と何とも中途半端な決意の末、陸上自衛隊の候補生になる。生半可な気持ちで入った宙には、過酷な訓練が待ち受けていた。
“やけっパチ”な考えで入隊した青年が、自衛官にとって身を守る鉄帽=“テッパチ”をかぶるにふさわしい一人前の自衛官になったとき、未熟で“やけっパチ”だった人生が、本物の“テッパチ”人生へと変わっていく――。
笑えるシーンも盛りだくさん
また、任務中以外のシーンでは、厳格なイメージからは想像もつかない自衛官たちのおちゃめな姿や笑いあるシーンも盛りだくさん。悪戦苦闘する姿に加え、知られざる陸上自衛隊の内情をリアルかつコミカルに描く。
7月スタート、毎週水曜夜10:00-10:54
出演=町田啓太ほか
脚本=本田隆朗、関えり香、諸橋隼人
企画=渡辺恒也、江花松樹
企画・プロデュース=栗原美和子(共同テレビ)
プロデューサー=山崎淳子(共同テレビ)
演出=石川淳一(共同テレビ)、根本和政
制作協力=共同テレビ
制作著作=フジテレビ