俳優の吉沢亮と橋本環奈が6月30日、都内で行われた映画「キングダム2 遥かなる大地へ」(7月15日[金]公開)のワールドプレミアに、主演の山崎賢人、共演の清野菜名、岡山天音、三浦貴大、濱津隆之、豊川悦司、高嶋政宏、要潤、加藤雅也、玉木宏、小澤征悦、佐藤浩市、メガホンを取った佐藤信介監督とともに出席した。
本作は、紀元前の中国春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍になるという夢を抱く戦災孤児の少年・信(山崎)と、中華統一を目指す若き王で後の秦の始皇帝・えい政(吉沢)を壮大なスケールで描く漫画「キングダム」(原泰久／集英社)を2019年に実写化した映画の続編。
河了貂(かりょうてん)を演じた橋本は「1の舞台あいさつの、みんなで願いを発表する時に、続編って答えている人が多くて、私自身も続編を願っていたので、こうしてまた皆さんにパワーアップした2をお見せすることができて、すごくうれしいなと思います」と声を弾ませる。
「1でたくさんの方に見ていただいたからこそ、続編を作ることができて、あれだけスケールが大きくてびっくりしていたのに、続編がさらにパワーアップしたということで、どれだけ期待しても皆さんの期待を超えられるんじゃないかなと思います」と仕上がりに手応えをにじませた。
また、本作の見どころを聞かれ、「軍議をスタジオで撮ったんですけど、すごい空気感で、これだけ豪華なキャストの皆さんがそろっているわけじゃないですか。だから緊張感がすごくて、アクションだけじゃなくストーリーに深みとか足されているので、そこも見てほしいですね」とアピール。
緊張感を一番かもし出していた人は誰か追求されると「みんなですね。みんなが2列にピシッと並んでいるわけですよ。そこで唯一、王様の吉沢くんが真ん中にいるわけじゃないですか。そこですごい長ぜりふを言われていたので、私だったら嫌だなって思いながら(笑)、みんなに見守られながらでドキドキしました」とコメント。
これに秦の始皇帝・えい政を演じた吉沢は「覚えています。半端じゃないですね。1のときは割と歳の近いメンバーで、アグレッシブなアクションもあったり、冒険をしながらという流れだったんですけど、2になったら大先輩たちがズラーっといる中、みんな僕にひざまづいて、僕だけ偉そうに座っていて、せりふを言うときも声が震えちゃって、全然違う緊張感がありました」と吐露した。
※山崎賢人の崎は正しくは「立つさき」、高嶋政宏の高は正しくは「はしご高」
◆取材・文＝風間直人