生駒里奈コメント
――脚本を読まれた感想を聞かせてください。
友情やちょっとした恋心、劇団の上下関係などの人間の感情の中に、ホラーのエッセンスが散りばめられていてワクワクしました。
――麻依という人物はどんな印象で、どのように演じたいと考えていますか?
麻依が目指しているのは女優ですが、夢のために奮闘する一人の女性ということもあり、なるべく“普通”に演じたいと思いました。
――初めての連続ドラマ主演への意気込みをお願いします。
この作品、そしてこの作品に集まったキャスト、スタッフさん、それら全ての魅力が伝わるように振る舞いたいです。
――映画を中心にたくさんのホラー作品に出演されてきましたが、怖いものは得意ですか?
怖いものは得意じゃありません! 見るのも避けています(笑)。演じるにあたっては“悲鳴をリアルにする”ということを心掛けています。
――最後にメッセージをお願いします。
たくさんの方をヒヤヒヤさせて、笑顔にできる作品です。この暑い季節に、ぜひお友達や家族の皆さんとご覧ください!
原作脚本・鈴木光司氏コメント
最高のジェットコースターには最大級の傾斜角がつきもの。面白いドラマも同じく、視聴者の感情をぐわんぐわんと大きな振れ幅で揺さぶる。
怖!と感じた次の瞬間に、笑いが起き、恋の期待に胸が膨らんだと思う間もなく、暗い井戸の底にたたき込まれ、出口の曙光に向けてまっしぐらに突き進んで…。
ラストで「オセロ」の意味が分かり、ホッと胸を撫でおろす、か否か…。
ホラーテイストのコメディー、ダンスミュージカル風味の青春群像劇を存分に堪能してほしい。
あらすじ
舞台は大阪。通天閣近くの薄汚れた雑居ビルに稽古場を置く小劇団「ENGINE」(エンジン)。看板女優の山口麻依(生駒里奈)をはじめ若い劇団員たちは東京公演を間近に控え、寝る間も惜しんで稽古に励んでいた。
今回挑んでいる作品は、劇団の代表作「DICE」(ダイス)。10年前に初演を行い、今作で初の東京進出を果たした劇団にとって想い出深い作品。それゆえ座長・重森の気合いは普段以上で、劇団員たちの芝居の出来に納得がいかず不満を募らせていた。
そんな時、麻依は劇団事務所の資料庫で「DICE」と書かれた1本のVHSビデオテープを発見する。そこには10年前の初演時の稽古風景が収められていた。その映像を見た途端、麻依たちの周囲では、不可解な怪奇現象が起こりはじめる。
TCエンタテインメント