<アダマス 失われたダイヤ>双子を一人二役で演じたチソン「顔は同じだが”微妙に違う”という点を表現」
双子を一人二役で…演じ分けの難しさ
続けて、それぞれが演じたキャラクターについて話が及ぶと、過去に一人七役を演じたことのあるチソンは、今回の一人二役という役柄について「一人七役をした経験を生かして今回の作品に臨むことはありませんでした」と告白。前回は多重人格という役柄だったので、7種類のキャラクターを全く変え、違う方向で表現する、という役作りだったが、今回は「一卵性双生児の二人の魅力を作り出さなければならなかったですし、二人の出発点が同じだったんです。そのため、顔は同じですが、誰が見ても”微妙に違う”という点を最大化して表現しようとしてみました。しかし、簡単ではない部分も多かったです」とその苦労を振り返る。
その中で、「僕もスヒョンとウシンと一緒にいると、彼らの魅力に陥りました。ドラマの最も大きい魅力である”アダマス”というダイヤモンドの矢を探す、そのようなファンタジー的なストーリーの中で、二人がどんな活躍をするのか、期待し続ける、そのような気持ちでした」と演じた役柄への思いを語った。
ソ・ジヘ、役作りのために“生け花”に挑戦
本作の中で、とても謎めいたキャラクターであるウン・ヘスを演じたソ・ジヘは、「表と裏が少し違う人物です。内面を見せずに、ウシンの助力者なのか、どうなのかという微妙な感情をどのようにすればうまく表現できるか、かなり悩みました。あまりにもドラマの台本がしっかりしているので『ただ、抱いた感情のまま進んでいけばうまくいくのではないか』と思いました。そして、私自身も秘密めいたところを持とうと、家で一人、生け花をいけてみたり。ヘスの雰囲気をつかもうとたくさんの努力をしました」と知られざるエピソードを明かす。
すると司会から「もともと優雅なところに、家で生け花をいけて」とその完璧な人柄を褒められる場面も。しかし、すかさず「違いますよ。もともと私の性格とは違います。皆さん『女性らしく見える』とおっしゃるのですが、私は家でそんなことはしないんですよ。そういう女性らしい趣味を持っていなくて。そのために、もう少しキャラクターに近づいてみようということで、ヘスが花園を育てて温室の中にいるということを自然に見せるために、神経を遣いました」と以外な一面とともに、役との向き合い方を語ってくれた。