『FGO』マシュに扮したコスプレイヤー、こだわりは“盾の装飾”「ダイエットも頑張りました」
世界最大規模の造形フィギュアの祭典として知られる「ワンダーフェスティバル(略称:ワンフェス)」。その最新回に当たる「ワンダーフェスティバル2022[夏]」が、7月24日に幕張メッセにて開催。大勢のサブカルファンが集結し、会場は大盛り上がりとなった。本記事では、フロア内の各種出展ブースと並ぶもうひとつの見どころである“コスプレエリア”に注目。そちらで撮影した美麗レイヤーたちの写真を、インタビュー記事と併せて紹介していく。
会場を彩るレイヤー陣の衣装を見てみると、「ワンフェス」の主旨に合わせて“装飾品の造形”にこだわっていた参加者が多く、新旧さまざまなアニメ、ゲーム、コミックのキャラクターたちが一堂に集結。ジャンル別に見ていくと、特にゲームキャラのコスプレが人気で、7周年を迎えた「Fate/Grand Order」(以下「FGO」)をはじめ、「原神」「アークナイツ」「艦隊これくしょん -艦これ-」などのヒロイン(に扮したレイヤー)が大勢参加。
「FGO」のマシュ・キリエライトに扮していた零崎沙耶さんに“コスプレのこだわりポイント”を聞いてみたところ、「盾の装飾ですね。ベースは造形が得意な方に作ってもらったんですけど、そこに手を加えて装飾を完成させました。それと、体のラインがはっきり分かる衣装なので、きちんと着こなせるようにダイエットも頑張りました!」と話してくれた。
また、家庭用ゲームでは「ファイナルファンタジーVII リバース」や「クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン」といったリメイク作が発表されたばかりの「ファイナルファンタジーVII」も人気で、会場には同作のコスプレで参加していたグループの姿も。ティファ・ロックハートに扮していたあいちかさんをはじめ、クラウド、ザックス、アンジールに扮した男性レイヤーも集まり、終了時間ギリギリまで“併せ”を楽しんでいた。
なお「ワンフェス」とは、プロ・アマチュアを問わず、製作者であれば誰でも造形物を出展・販売することができる大型イベントで、1984年にプレイベントが初開催。そこから徐々にサブカルファンの間で話題になり、1992年には造形メーカーの海洋堂が主催を引き継ぐことに。この度の「ワンフェス2022[夏]」でも、その精神は受け継がれていて、航空機、戦艦、鉄道車両などの模型から、特撮ヒーロー&アニメのキャラクターフィギュア、さらには武器や装飾品のレプリカといった、さまざまなアイテムが展示。近年では大手企業も多数参入している。
今回は各種出展ブースに加え、多彩なステージ企画を行うためのオフィシャルステージも設置。こちらでは豪華声優陣&アニソンシンガーによるライブや、人気アニメの制作陣によるトークショーなどが実施された。なお、次回の「ワンダーフェスティバル2023[冬]」は、2023年2月12日(日)に開催予定。
取材・文=ソムタム田井
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