東京女子流のニューアルバム『ノクターナル』が8月3日(水)にリリースされる。2015年にリリースした『REFLECITON』以来およそ7年ぶりとなるオリジナルアルバムであり、収録曲の多くが“夜”をテーマにしたコンセプチュアルな作品でもある。7年間での変化、成長、進化などが感じられる新作への思いを、山邊未夢、新井ひとみ、中江友梨、庄司芽生に聞いた。
少女から大人になった今の私たちを聴いて感じ取ってもらえたら
――7年ぶりのオリジナルアルバムがいよいよ発売されますね。
山邊未夢:アルバムがリリースされることが決まった時、すごくうれしかったです。「あれ? 前作っていつだったっけ?」っていうぐらい久しぶりすぎて、「7年もたったんだ」というのと同時に、「7年ぶりにリリースできる!」って改めてうれしさを実感しました(笑)。
新井ひとみ:2~3年ぐらい前から、ファンの皆さんに「アルバムを聴きたいな」という声を頂いていたんですけど、コロナ禍に入ってしまって先の予定が見えなくて不安になったこともありました。なので、発売できることが決まった時はうれしかったですね。
2021年2月に発売したシングル「Hello, Goodbye」あたりから衣装の雰囲気が変わったりして、そのあたりからファンになったという方も結構いらっしゃいますし、それこそ『REFLECTION』以降にファンになってくださった方には、女子流と出会ってから初めてのアルバムにもなりますので、それが届けられるのが楽しみです。
山邊:前回のアルバムが5人での最後のアルバムというか、5人体制の時の曲に今の4人体制での楽曲がちょっと混じっている作品だったので、4人だけで出すアルバムは今回が初なんです。
庄司芽生:ここ数年、私たちはいろんな挑戦をしてきて、本当に目まぐるしい変化を遂げた期間だったなって思うんです。たくさんの挑戦をしてたどり着いた東京女子流がこのアルバムには詰まっているんじゃないかなって。
中江友梨:「Viva La 恋心」はこの前発表しましたけど、他にもアルバム用の新しい曲がたくさんあって、結成してから12年間ずっと応援してくださっている方も、途中で出会った方も、最近ファンになってくださった方も、皆さんに驚いてもらえるんじゃないかなって思いますね。7年ぶりではありますが、12年分の集大成でもあって、少女から大人になった今の私たちを聴いて感じ取ってもらえたらいいなって思います。
庄司:“少女から大人になった”という意味では、ビジュアルもそうですし、1曲1曲の世界観、歌い方、振り付け、どこを切り取っても今の私たちが出せるベストを感じてもらえる1枚になりました。
新アーティスト写真も好評
――確かに、ジャケット写真やアーティスト写真のビジュアルも大人っぽい雰囲気になりましたね。
山邊:今回のアーティスト写真は、まずはソロの写真が順番に公開されていって、最後に全員のものが公開されたんですけど、最初に公開された時から「めっちゃいい!」ってたくさんの方に言ってもらえましたし、「これを額縁に入れて飾りたい」とか「美術館に飾ってありそう」とか(笑)、この雰囲気や世界観も気に入っていただけました。
新井:『ノクターナル』に“夜咲き”とか“夜”というテーマがあって、このビジュアルにも花があったりして、すごく合っているなって思いましたし、お気に入りです。よく見てもらうと分かるんですけど、この衣装ってキラキラしていて、メークでも目のあたりとかがキラキラしているんです。
――アルバムの『ノクターナル』というタイトルからも大人っぽさ、シックな印象を受けます。
山邊:“夜咲き”や“夜”という印象の言葉ですけど、他に“星時計”という意味もあるんです。私たち東京女子流は“アスタリスク”をシンボルにしていて、それは“小さな星”という意味もあるので、そういうつながりがあると知った時、「深い!」と思って感動しました。
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