飯豊まりえ、浅香航大が出演するドラマ「オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜」(毎週木曜夜11:59-0:54、日本テレビ系)の第7話が8月18日に放送された。朱梨(飯豊)たちを見守る良き上司・雲川(山中崇)に降って湧いた疑惑。雲川役の山中が奥行きある演技で作品に深みを与えている。(以下、ネタバレを含みます)
雲川に“押収品横流し”疑惑が
同ドラマは、人の“感情の色”が見える変わり者の女性刑事・心野朱梨が、“感情見え見え”のエリート崩れ刑事・風早涼(浅香)とバディを組んで、感情をキーワードに凶悪事件の深層に迫る新感覚の刑事サスペンス。第7話では、感情を捨てた女性・成海道子(室井滋)をめぐるエピソードが描かれた。
日々の事件捜査の背後で、東神奈川署を覆う疑惑のべールも少しずつ剝がされようとしていた。東神奈川署の内部を探るため、息子である風早に特命を与えて同署に異動させた警察庁次長・平安衛(船越英一郎)。その平安が朱梨たち姉妹を気にかけ、今も見舞いに行っている。違和感を覚えた風早は、平安を問いただした。
だが、平安が風早に特命を与えた狙いは、15年前に起きた朱梨たち一家の事件ではないという。朱梨の一家の事件が起きたのと同じ15年前、東神奈川署から押収品である薬物10㎏が消えた。その薬物を横流しした刑事がいる、という。平安は、それが雲川だと考えているのだ。
7話ラスト、闇に紛れて廃ビルに入っていく雲川を一人で追った風早。室内に入っていくと、後ろから銃口が突きつけられた。銃を持っていたのは、雲川だった――。
昭和の雰囲気漂う上司・雲川
衝撃のラストで締めくくられた第7話。雲川が薬物を横流ししていたという疑惑は本当なのか、そして、朱梨たち一家の事件とは本当に無関係なのかなど、各回で発生する事件の真相だけでなく、全体を貫く東神奈川署の疑惑と朱梨たち一家の事件の真相も佳境に入ってきた。そのカギを握っていると思われる人物が、雲川だ。