加山雄三、「24時間テレビ」で“ラストサライ”を谷村新司と共に熱唱
夏の名物チャリティー特番「24時間テレビ45 愛は地球を救う」(8月27日[土]夜6:30~22日[日]夜8:54、日本テレビ系)内で、年内でのコンサート活動の引退を発表した加山雄三が、両国・国技館のステージで“最後のサライ”を披露した。
企画の中では、加山とメインパーソナリティーを務めるジャにのちゃんねる・二宮和也のスペシャル対談も放送。1992年、「24時間テレビ」の放送中に「みんなが歌える番組のエンディング曲を放送中につくる」という挑戦から生まれた「サライ」。日本全国からの愛のメッセージを基に、加山が作曲、谷村新司が歌詞をまとめた。
その後、番組の代表曲として数々の名シーンを彩ってきたこの楽曲。二宮の対談では、当時の思い出や「サライ」の制作秘話、長年歌い続けられる楽曲への思いを聞いた。さらに、「なぜ今、引退を決断したのか?」と加山の音楽活動に対する思いに二宮が迫った。二宮が「サライ」が歌われ続けていることについての気持ちを尋ねると、加山は「(楽曲は)自分の分身のようなものだからね」と音楽への愛を明かした。
コンサート活動引退については「体が具合悪くなって倒れちゃって」と語り、その後に復活してもう一度歌が歌えたことがうれしかったという。同時に、「どっかでケリをつけなきゃいけないなと、最後を飾らなきゃという気持ちがその時から生まれた」と明かした。
しかし、コンサート活動の引退を決めた後も、新曲のレコーディングを精力的に行う加山。「音楽がやっぱ好きなんだ! どんどん作らなきゃと思って」と語る。そして、両国・国技館のステージで「旅人よ」「君といつまでも」、そして楽曲をともに制作した谷村と一緒に「サライ」を生披露。「24時間テレビ」で「サライ」を歌うのは今回が最後となる。
歌唱を終え、加山は「最高です。(観客の)皆さんが一緒に手を振ってくれて、ありがとう、ありがとうって。そういう感じが伝わってきたからこっちからも一生懸命歌おうと思ってね、頑張ったよ」とコメント。谷村は「もう感無量でした、皆さんの愛をいっぱい感じてすごく幸せな時間でした」と語った。