参加人数の大幅な制限をはじめ、会場受付での体温測定やマスク着用・消毒の徹底、ソーシャルディスタンスの確保など、さまざまな感染予防対策を講じたうえで実施された、2022年・真夏のコスプレイベント。まだまだ油断のできない状況ではあったものの、どのイベントにも多数のコスプレファンが駆けつけ、会場は大盛り上がりとなっていた。本記事ではそれらに取材参加して見つけた、夏らしい涼しげな衣装の美女レイヤーたちにクローズアップ。撮りおろし写真と合わせて、各イベントを振り返っていく。
今回紹介するのは、8月5日~7日にかけて、愛知県名古屋市内のオアシス21などで開催された大型イベント「世界コスプレサミット2022 ~20th Aniversary~」(略称:WCS、コスサミ)。
毎年、国内外から20万人以上のコスプレファンが駆けつける「WCS」は、今年で20年目に突入。写真撮影や交流はもちろん、街中でのパレードや、コスプレパフォーマンスをはじめとしたステージ企画も楽しめる…という点が特徴的なイベントで、今回は開催時期が映画「ONE PIECE FILM RED」と同タイミングだったため、ウタやシャンクスなど、同作のキャラクターに扮したコスプレイヤーが大勢参加していた。
もちろんその他にも、現在放送中のテレビアニメ「よふかしのうた」や、10月より放送開始予定の「うる星やつら」、さらには「ウマ娘 プリティーダービー」や「原神」といった人気ゲームのヒロインたち(に扮したレイヤー)も続々と集結。
映画では、日本国内での2021年映画興収第1位だった「シン・エヴァンゲリオン劇場版」や、今年5月に劇場版が公開された「五等分の花嫁」なども人気で、なかには途中で衣装を着替えて、2バージョンのコスプレで撮影を満喫していた参加者もいた。
大盛況のうちに終了した「WCS」に続き、年内には「池袋ハロウィンコスプレフェス2022」(10月29日・30日、東京・池袋周辺エリアにて開催)や、「コミックマーケット101」(12月30日・31日、東京ビッグサイトにて開催)など、コスプレも楽しめる大型イベントはまだまだ多数控えている。
はたしてこれらの開催時には、どのような作品のコスプレに人気が集中するのか?そうした点にも注意しながら、最新のアニメやコミック、ゲームなどをチェックしておき、会場で答え合わせをするのもおもしろそうだ。
取材・文=ソムタム田井