第6話では、もう一つのお話も展開。それはミスター・イモータルの離婚訴訟だ。ジェニファーは休暇中ということでマロリーが担当し、ニッキがそのアシスタントを務める。ミスター・イモータルは、スーパーヒーローのような怪力を持っているわけではなく、名前(イモータル=不死身)の通りただただ“不死身”という能力を持っている。死なない(死ねない)ため、とても長生き。だから法的に一度死ぬことで離婚を成立させようとしている。
そのやり方をマロリーとニッキに責められたイモータルは、窓を突き破って飛び降り、すぐに復活することを身をもって証明。結局、離婚訴訟のはずが、不死身の能力を使って、しかも偽名で多くの詐欺行為をしてきたことがバレて、集団で訴えられそうになってしまう。聞けば、「インテリジェンシア」というサイトに彼が復活するところを収めた動画がアップされていて、それをきっかけに詐欺行為だったことが分かったという。そういうところからバレるというのも、今のご時世ならではという感じ。被害者に賠償金を支払うことで解決するが、ここで被害に合わせた賠償額の分配をニッキが仕切り、有能なところをしっかりと示した。
結婚式場にタイタニアが登場して、箸休め的なエピソードではなくなったと書いたが、実はこちらの訴訟もスピンオフ的な話と思いきや、実は重要な部分を秘めていた。「インテリジェンシア」というサイトの中にシー・ハルクのサムネイルを見つけたマロリーとニッキ。そこにアクセスしてみると、シー・ハルクの殺害予告などの書き込みがあった。一気に不穏な空気となったラスト。殺害予告の真相や、焦らされた感がある“デアデビル”の登場など、残り3話、かなり濃い内容になりそうだ。
◆文=田中隆信
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/she-hulk-attorney-at-law/
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