退社して訪れた“人生ととのった瞬間”
明松:去年の夏、コロナにかかったのをきっかけに死生観が変わって。やるなら早めにやらなきゃアカンって思っていたら、その秋に早期退職の募集があって「何このタイミング!」って。パズルが合うような感じでしたね。
――高橋:実際、退社してどうですか?
明松:僕と、電通でCMを作ってた大学時代のアメフトの後輩と二人で会社作ったんですけど、引き続きテレビ以外のメディアでもエンタメのコンテンツを作りつつ、彼は広告屋なのでCMも作りつつ、あとはガラにもなく社会貢献をしたり、地方活性化みたいなこともいろいろ勉強しながらやってたりするんですけど…超楽しいです!先の不安はありつつなんですけど、こんなに楽しい、ワクワクする51歳を迎えるとは思っていなかったです。
――高橋:40代、50代から変われるっていうのはすごいことですよね。
明松:それが一番のご褒美の気がします。
――高橋:それこそ、“人生がととのった瞬間”ですよね!
「コミュニティを持ちたい」
――高橋:ガリタさんの“まだととのってないこと”を教えてください。
明松:死ぬまでにやっときたいことっていうのが3つあって。ギター、サーフィン、バイク。
――高橋:だいぶモテ要素に偏ってるな(笑)。
明松:ハーレー、乗りたくないですか? ロングボード持ったハワイの太ったおじさんみたいになりたいじゃないですか。で、ギターはアコースティックですね。
――高橋:セミリタイアしてからそういう趣味に生きてくの楽しそうですよね。
明松:コミュニティを持ちたいですね。何の利害関係もない、趣味が一緒っていうだけのコミュニティを持ちたいですね。
――高橋:まず、どれからやるかだけ決めましょか。
明松:うーん…。
――高橋:もうええわ!