新サブMC・鈴木新彩アナお披露目会見で、弘中綾香アナ&並木万里菜アナも「度胸がある!」と太鼓判<Mステ>
並木万里菜アナウンサーコメント
2018年10月から先月まで4年間担当いたしました、並木万里菜と申します。よろしくお願いいたします。
――ご自身の初会見は覚えていますか?
そうそうたるメンバーでした。下平さんから弘中さんまで5人の大先輩に囲まれて、次の日の生放送よりも緊張しました。
――1カ月ほど鈴木アナにレクチャーをしたそうですが、印象は?
放送当日のリハーサルから一緒に来てもらったんですけど、第一印象としては度胸があるなという印象でした。アーティストの方にご挨拶をする時に、「次に担当します」とご紹介したのですが、その時も物怖じもせず、質問をしたり、お話をしたり、けっこう度胸があり、「大丈夫だ!」と思いましたね。
――ご自身がタモリさんと初めて会ったときはいかがでしたか?
私はすごく覚えていて、楽屋に挨拶をさせていただいた時に、「あ、タモリさんだ」と。やっぱりテレビの中でしか見たことがない方だったので、最初は神様みたいな感じがしましたね。お話をしていくうちに、タモリさんは人を緊張させないな、という印象を受けました。
あんなに大御所で有名な方なのに、初めて会った大学を卒業して間もない若者に対してもすごく丁寧にお話してくださって、こんなにすごい方がこんなに人を緊張させないしゃべり方をされるんだって、びっくりしましたね。
最初にご挨拶させていただいた時に、「反省はするな。向上心はいらない」という言葉をいただきました。社会人になったばかりの若者に対しては、一般的には逆のことを多く説かれると思うんですが、ただ反省はしても、過去のその状況に戻ることはないし、必要以上に未来にとらわれて憂いていても、今を大事にできないという解釈をして、そういう考え方はすてきだなと、私もこの言葉を胸に頑張ろうという風に感じました。
――(鈴木アナから先輩へ質問)一番気を付けていたこと、意識していたことは?
私は、今を大事にする、その瞬間を大事にする、ということを一番気をつけていました。1回の放送の中で「あそこをもっとこうすればよかった」とか「間違えちゃった」って、4時間の生放送や10時間の放送だと、やはり反省するところがあるんですよね。
ただ、そこにとらわれてしまうと、次の進行のことを考えられなくなったり、おろそかになってしまったりするので、「今」という瞬間にフォーカスすることを気をつけていました。
――(鈴木アナから先輩へ質問)「ミュージックステーション」を担当したことによって、ほかのお仕事にも生かせているなと思うことは?
私は生放送を4年間担当してきて、最初の頃に比べると臨機応変に対応できるようになったかな、というのは収穫としてありますね。
弘中さんが言われた通り、予想外なことや台本にないことが起きたりすることが多々あったので、そういう時でも私がなんとかしなくちゃいけないんだという責任感でなんとか乗り切ってきました。
もちろん、タモリさんやアーティストの方々など皆さんに支えていただきながらですが、臨機応変さがその後も生かされていると思います。
――Mステを担当して良かったと思うこと、一番印象に残っていることは?
一番良かったことは、やはりタモリさんと一緒にお仕事ができたことだと思います。テレビ朝日に入社して、ミュージックステーションを担当するということは、本当に数年に1回で交代する貴重なことなので、まさかそんな機会に巡り合えると思っていませんでしたし、本当にそれは人生のかけがえのない財産だなというふうに思っていますね。
印象に残っていることは、4年間全てなんですが、私の時は特にコロナ禍ということもありまして、なかなか通常の放送に戻れないという時期が2年半あり、タモリさんやアーティストの方と話す時も仕切りがあってしゃべりづらかったりとか、空気を読めなかったり、間が分からなかったりしたんですが、コロナ禍でもなんとか音楽を届けるんだっていう気概をもって皆さんが尽力してくださったことが印象に残っています。
――「ミュージックステーション」を卒業してからタモリさんとは交流がありますか?
卒業した後にタモリさんと一度お食事をさせていただく機会がありまして、高いウイスキーをたくさんいただき、すてきな音楽を大音量で聞かせていただき、本当に夢見心地なひと時でした。本来ならこちらが感謝しなくてはいけない立場なのにも関わらず、タモリさんがおもてなしをしてくださり、本当にこの番組を愛してくださっているんだなということを感じました。