理想の大人像は「朝に強い」
――今回の写真集では「19歳の今」を表現されているそうですが、19歳と20歳では大きく違いますか?
最初は20歳になってから出版する予定でしたが、20歳になった後となる前では全然違うイメージがあったんです。20歳になった瞬間から「大人としてちゃんとしなきゃいけない」「大人の顔を見せないといけない」と思っていたので、「背伸びしなきゃ」と考えていたのですが、無理に作る必要はないと思い、飾らずに背伸びもしない“ありのままの姿”で出せる19歳に出版したいと思いました。
――石川さんの理想の大人像を教えてください。
まず朝に強い。だから、お母さんに怒られて起きることもないですし、アラームにイライラすることもないんです。毎日のルーティーンも決まっていて、例えば白湯を飲んだり、ストレッチをするなど。ルーティーンをこなしたら元気に仕事に行って、帰宅しても「疲れて何もしたくな~い」じゃなくて、毎日家事をして「洗濯物を溜めない」といったことをできるのが理想ですね。
そして、それができた上で、息抜きとして一人で楽しめる大人になりたいです。老舗っぽい焼き鳥屋さんに行って、テーブル席じゃなくてカウンターで食べるんですよ。食べながらマスターと世間話や悩み相談をして、常連になったら「いつもの」って言っちゃったりするような、一人で生きていける強い女性に憧れています。
――来年3月で20歳になりますが、お酒を飲んでみたい気持ちはあると?
お母さんから「大人になったら一緒に飲もうね」っていう話を小学生くらいからずっと言われているので、お母さんが好きなビールかマッコリで乾杯したいと思っています。ビールを飲んで「のど越しが~。やっぱこれだよな」って言ってみたいです(笑)。
目標は宇野実彩子「女性が憧れる女性」
――芸能界で目標にしている人はいますか?
AAAの宇野実彩子さんです。写真集の中でランジェリーや水着などのセクシーなカットも出しているんですけど、いやらしくなくて女性のファンが多いんですよ。スタイルが良くてずっときれいだから、女性が憧れる女性ですね。いくつになっても「いつまでも若々しいね」って言われるんじゃなくて、年相応のきれいさを更新していける女性になりたいと思います。
――今後、どのような活動をしていきたいか教えてください。
6歳の時にドラマの現場にエキストラとして行かせていただいたんですけど、目の前にいた女優さんがものすごく格好良かったんです。私もそんなふうに誰かに影響を与えたいなと思ったので、6歳の時からずっと女優さんになりたいと思っています。「インフルエンサーの石川翔鈴」もうれしいんですけど、「やっぱり翔鈴ちゃんと言えば女優だよね」と言われるように、ドラマや舞台に出て、女優としての認知度を高めていきたいなって思っています。
常に作品に出演しているスーパー助演のような、色が付いていなくてどんな役にでも対応できるカメレオンみたいな女優さんになりたいです。いい意味で変に色を付けずに、無色な女優さんでいたいなと思っています。
◆取材・文=大野代樹
玄光社
発売日: 2021/10/29