10月1日よりレギュラー番組としてスタートした「超絶限界〜ソコまで見せる!?大百科〜」(フジテレビ系)でMCを務めるSexy Zone・菊池風磨。地上波レギュラー番組のMCを担当するのは初となり、グループそしてファンに明るいニュースをもたらした。菊池はSexy Zoneとしての活動はもちろん、ソロでもドラマ、映画、舞台、テレビCM、そしてバラエティー番組に出演。加えて二宮和也が発起人となってスタートしたYouTubeチャンネル「ジャにのチャンネル」のメンバーでもあり、各方面から引っ張りだこ状態だ。今回は、初のレギュラーMCとして新たな挑戦をする菊池の活躍ぶりに迫ってみたい。
「ドッキリGP」で知れ渡った菊池のリアクション力
菊池の名が広く知れ渡るきっかけとなった番組の一つが「芸能人が本気で考えた！ドッキリGP」（フジテレビ系）。番組スタッフによる容赦ないドッキリが仕掛けられること数知れず。菊池がプールで泳いでいるとなぜか溶けだす水着。プールから上がった菊池は股間を押さえながら一言、「許せない！」と叫ぶ。ジャニーズのアイドルなのにほぼ全裸という意外性、そこで放つキャッチーな一言が清々しい。絶妙な間と声の抑揚、賑やかだけど騒がしすぎない、キレのあるリアクション力が面白さに繋がっている。
9月24日の放送回では、菊池が出演する洗濯洗剤「ボールド」のテレビCM撮影としてドッキリが仕掛けられた。P＆GとCM制作会社の全面協力のもと、制作期間およそ6カ月、総制作費約2000万円という壮大なスケールでドッキリプロジェクトを敢行。菊池が扮する「洗濯大名」が「汚れも服も消し去る洗浄力」として大量の水を浴び、またしても裸に。そんな大がかりなプロジェクトからは、菊池へのドッキリが番組の目玉であることが窺える。また、今年3月には同番組のスタッフが立ち上げたプロジェクトとして、菊池初の単独冠バラエティー「菊池風磨の許せないTV」が放送されたように、スタッフからの信頼も厚いようだ。
バラエティーで見せる憎めないキャラクター
菊池は憎めないキャラクターも持ち味だ。「ジャにのちゃんねる」では、先輩に敬意を払いつつも中丸雄一(KAT-TUN)を“中丸”と呼び捨てしたり、山田に容赦なくツッコミを入れたり。二宮にドッキリを仕掛けようと企んだことも。チャンネルならではのピースフルな雰囲気のなかで、菊池は時にスパイスのように作用する。
また、過去に2回放送された単発番組「すこジャニ〜ルールだらけの旅〜」(フジテレビ)でも同様に、先輩との絡みで見せ場を作っていた。事務所の先輩である河合郁人(A.B.C-Z)、辰巳雄大(ふぉ～ゆ～)、そして菊池と同期の田中樹(SixTONES)の4人で九州の旅に出かけ、海釣りをするなかでハプニングが勃発。辰巳がうっかり船から落ちてしまう、“おいしい”場面があったのだが、すかさずスタッフに押されて海に落ちる菊池。先輩渾身の見せ場を後輩が上書きすることで、「売れたい！」と切望する辰巳のキャラが引き立っていた。
さらには「ドッキリGP」公式Twitterの企画において、番組で一番偉いチーフプロデューサーへの“いじり”も。菊池が新聞のラテ欄を考える企画が行われ、前回も採用されなかったことを踏まえて、文の最後にチーフプロデューサーへの皮肉交じりの文言を添えて笑いを誘った。先輩や立場が上の人に対してもガンガン切り込んでいく姿は、視聴者としてもスリルと少々の快感を覚える。この絶妙な憎めないキャラは菊池ならでは。
