日向坂46に刺さる、若林の素直な感謝
2本目の収録以降、オードリーの2人は「あれ見たよ」と日向坂46たちの仕事について話しかけたり、収録中に「さっきのリアクション良かった」と褒めたりするようになる。相変わらず怪しまれ、「ハイになる飲み物とか飲んだんですか?」とドーピングを疑われたりするが、徐々に笑顔で会話をする場面も増えてきた。
そういえば、この企画の目的は「みんなを笑顔にしろ」であって、「ずっとボケろ」と言ってるわけではない。最初、「オン」を武装していたオードリーは、ボケることで周りを笑顔にしようとしていた。でも、ただ話しかけるだけでも人を笑顔にすることはできる。仕事ぶりをちゃんと見ていてくれているとなれば、なおさらだ。
3本目の収録が終わったあと、サプライズで若林の誕生日が祝われた。事前に「収録後、日向坂メンバーに普段言わないカッコいい言葉を去り際に言え」というミッションを課されていたので、想定外の展開に戸惑う若林。だがこの戸惑いが、さらに武装をゆるめ、素直な言葉を引き出す向きに働いた。
「仕事に慣れてきたオードリーに活を入れてくれたのは、日向坂のみんな」「メンバーの頑張りにいつも勉強させてもらってる」「みんなの人生の大事な時間の中で一緒に仕事させてもらえるんだな、伝説の番組作ってんだなと思って臨んでいこうかなと思いました」
その言葉は日向坂たちの胸にしっかり刺さり、メンバーたちを涙ぐませる。そのあと春日がまったく同じことを言って、その涙をひっこめてさせてしまうのだけど。