良い意味で“ちょうど良い”を超えた、高揚する紅葉を見に行こうよう/学芸大青春のジュネッセンス!! 【「上京した僕が考える“ちょうどいい!広島”の魅力」from 仲川蓮】
「現実世界とメタバースを行き来する」というコンセプトを掲げ、楽曲やライブパフォーマンスを届けているダンス&ボーカルグループ、学芸大青春(ガクゲイダイジュネス)。音楽・料理・故郷・趣味・日常――3周年記念ライブから「素顔」を解禁して活動をスタートした学芸大青春メンバー5人それぞれの「センス」と「エッセンス」を、毎週連載コラム「学芸大青春のジュネッセンス!!」でお届けします。
もうすっかり寒くなってきましたが、この時期は秋なのか冬なのか分かりにくいですね。木々が赤や黄色に色付いているのを見ると、「紅葉を見に行こうよう」とよく言っていたのを覚えています。というか今でも言いますが。
東京では“紅葉を見に行こうよう”できる場所に行かないと、視覚的に秋を感じることが難しい気がします。しかし、広島はそうではありません。以前にも言ったかもしれませんが、広島は都会と自然が共存する“ちょうどいい街”なんです。だから、街を歩いているだけで視覚的に秋を感じられます。たとえば少し遠くを見れば、色付いている山が見えます。それだけで秋を感じられますよね。僕はいつも無意識のうちに視覚的に自然を感じとっていたのだと、上京してから気付きました。これってかなり貴重だし、素敵な体験だと思います。ということで、今回は僕が高揚した広島の紅葉について話そうと思います。
僕が広島で“紅葉を見に行こうよう”をして、特に高揚したのは宮島です。“安芸の宮島”と言われていますが、“秋の宮島”でもあります。宮島のどこを歩いても秋なのですが、おすすめは紅葉谷公園という、もう紅葉狩りをしてくれと言わんばかりの名前が付いている場所です。様々な種類の木がおよそ700本あって、それらが紅葉し、360度彩っています。
もちろん綺麗なのは当たり前なのですが、僕が面白いなと思ったのは、紅葉谷公園がメインというわけではないところです。どういうことかと言うと実はこの紅葉谷公園、宮島の商店街と宮島の最高峰である弥山に登るためのロープウェイ乗り場を結ぶ場所なんです。つまり、紅葉谷公園で紅葉を見て高揚して終わりではなく、そこからロープウェイに乗り、弥山を登山して、さらなる絶景を見てもう一段階上の高揚を味わうことができるのです。こんな贅沢な話があるでしょうか。
そして、さらに僕が宮島の紅葉が好きなのは、紅葉とプラスアルファを一緒に見ることができるところです。宮島には五重塔などの歴史的建造物があったり、鹿がいます。それらを紅葉と一緒に見ると、高揚が倍増します。紅葉の下にいる鹿なんて、もう花札の「紅葉に鹿」でしかありません。あの花札の柄を実際に見られる場所は中々無いのではないでしょうか。どうですか、見に行きたくなりましたか?
広島には他にも様々な場所で紅葉狩りができます。個人的には広島城や縮景園の秋も好きです。ぜひ行ってみてください。そして最後にこれから紅葉狩りをするかも、というあなたに問題です。
「モミジとカエデの違いは何でしょう?」
実は、植物の分類上ではどちらもカエデなんです。この二つを分けて考えるのは日本だけらしいです。その前提の上で見分け方なのですが、葉の切れ込みが深いとモミジで、浅いとカエデのようです。細かいですね。完全に日本人の細かい性格が出ています。
と、そんな事も考えながら広島で紅葉を見に行こうよう。
2019年9月2日に始動した、ダンス&ボーカルグループ。メンバーは写真左から内田将綺、南優輝、仲川蓮、相沢勇仁、星野陽介の5人。2022年10月時点で、デジタルシングルを17タイトル、シングル1枚、ミニアルバム2枚、フルアルバム2枚を発表している。3周年記念ライブの大阪公演より、「素顔」を解禁しての活動をスタートした。
公式HP
https://gjunes.com/
◆「学芸大青春のジュネッセンス!!」過去の連載はこちら◆
https://ddnavi.com/serial/junessence/