<鎌倉殿の13人>瀬戸康史“時房”、“トキューサ”呼び&上皇に“肩パン”も…際立つ愛され力

2022/11/14 11:12 配信

ドラマ レビュー

いつも義時(小栗)の側に控える時房(瀬戸康史)(C)NHK

小栗旬が主演を務める大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第43回「資格と死角」が11月13日に放送され、鎌倉将軍の後継者問題が大きく動いた。義時(小栗)の異母弟・時房(瀬戸康史)は、都ではからずも後鳥羽上皇(尾上松也)と対面。その愛されキャラクターを遺憾なく発揮し、殺伐とするストーリーに癒しをもたらす一幕があった。(以下、第43回までのネタバレがあります)

「はぁ。気が重いです」しょんぼり時房


三谷幸喜が脚本を務める「鎌倉殿の13人」は、源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした男・北条義時と、彼を中心に鎌倉幕府将軍“鎌倉殿”を支えた13人の家臣団の生きざまを描く物語。第43回では、現・鎌倉殿である実朝(柿澤勇人)の後継者として、後鳥羽上皇の子をもらい受ける話が現実化していった。

話を詰めるため、政子(小池栄子)が都へ向かうことになり、時房が付き添いとして同行。だが、時房は「都で暮らす人たちは苦手です。やたら気取って…」と、あまり貴族たちによい印象を持っていない様子。「はぁ。気が重いです」と肩を落として歩く姿が頼りなさげで可愛らしい。

まさか!上皇と蹴鞠対決


譲り受ける親王を誰にするかについて政子が藤原兼子(シルビア・グラブ)と談判している間、時房が院御所の庭でぼんやり待っていると、蹴鞠の鞠がコロコロコロ…と転がってきた。

見ると、立っていたのは後鳥羽上皇。だが上皇の顔を知らない時房は、年若い貴族と勘違い。しばし華麗に鞠を蹴り合い「形ばかり気にする都の方にしては、たいした技だ」と親しげに上皇の肩を小突いた。

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